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政治
【熱狂の爪痕】(3)「政治家の就職の世話なんて…」 被災地置き去りに怒り
2012.11.19 14:17
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「こんなときに…」
震災からの復旧・復興に充てる復興予算の「流用」問題は、被災者を落胆させた。
政府は復興に必要な費用を最初の5年間で19兆円と見積もり、増税もして賄うことにした。ところが、一部が反捕鯨団体「シー・シェパード」の妨害対策や沖縄県の国道整備のように、被災地の再建とかけ離れた事業に使われていたことが発覚した。
「被災地が一向に復興していないのに、復興予算で沖縄の道路をつくったりするのを見ると、腹が立つ」。宮城県女川町の電気工事会社勤務、石森孝之さん(54)は、仮設住宅の居間でこう話した。
生まれ育った浜は、がれきは片づいたものの、更地が広がり雑草が生い茂る。「震災から1年8カ月になるが、このありさまだ。少しでも復興すれば、もう少し頑張ろうという気にもなれるのに…。こんなときに解散しなくてもいいのに」
岩手県北上市出身の平野達男復興相(58)は16日の閣議後会見で、この時期での解散を問われ、こう述べるほかなかった。
「被災地の方々が複雑な思いで見ておられることは重々承知している。復旧・復興には支障を生じないよう、最大限の努力をする」
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