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パンダ急死の惨劇!飼育舎内に毒ガス充満で中毒―山東省済南市

配信日時:2010年7月27日 13時27分
26日、山東省の済南市動物園で飼育されていたパンダが22日に急死した事件について、同園はその死因を「ガス中毒による呼吸不全」と発表した。写真は死亡したパンダの泉泉。
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2010年7月26日、山東省の済南市動物園で飼育されていたパンダが22日に急死した事件について、同園はその死因を「ガス中毒による呼吸不全」と発表した。山東新聞ネットの報道。

22日午後6時50分ごろ、園内のパンダ舎に霧状の気体が充満した。10分後に職員らが駆けつけると、飼育舎内には刺激臭が漂い、飼育されていたパンダの泉泉(チュエンチュエン)が中毒症状を引き起こしている様子だったため、酸素吸入や心臓マッサージ、強心剤注射などの救命治療を試みたものの、およそ3時間後の午後10時、死亡が確認された。

霧状の気体は、動物園に隣接する防空壕で炊かれた消毒用のガスだったと見られる。ガスは通気口を通じて飼育舎内に流入した。事件後の同日午後12時ごろに行われた分析調査では、飼育舎内から高濃度の塩化水素や一酸化炭素が検出された。

24日、同園の担当医、山東農業大学獣医学教授、中国パンダ保護研究センターの専門家らによって泉泉の死体解剖が行われ、その死因は有毒ガス吸入による肺水腫や充血が引き起こした呼吸不全と判明した。(翻訳・編集/愛玉)
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