精神世界:真なみ魂:ハイアー・セルフとは


はじめに

 真なみ魂:ハイアー・セルフとは、古神道では直毘または真霊と呼ばれます。古代インドではアートマンと呼ばれ、絶対神ブラーフマンの分身のように考えられていた、人間にあって、魂より次元の高い存在です。

本文

 魂の存在すら疑う人が多い、物質偏重の文明の中で生きる人々は、
「真なみ魂って何?」
と怪訝な顔をするのが普通でしょう。

 真なみ魂とは、日本の古神道では、真霊(まなひ)あるいは、直毘(なおひ)と呼ばれています。真なみ魂について非常に多くの文献を残したのは古代インド人で、アートマンと呼んでいました。
「アートマンはブラーフマンなり」
はウパニシャッド哲学のメイン・テーマといってもいいくらいです。ちなみに、ブラーフマンとは絶対神のことで、ここでは"超高次元界の神様"くらいの理解でよいでしょう。

 真なみ魂は当然のことながら、魂より次元が高い存在なので見ることも触ることもできません。(真なみ魂の次元については、[人間の多次元性]を参照いてください。)瞑想などの行を行う中で体験するより他に今のところ手がありません。幸い、中井塾の交流法では、真なみ魂との交流が可能になりますから、体験を通して真なみ魂を知ることが可能です。

 「人間は万物の霊長である」
という言葉がありますが、真なみ魂こそが人霊と動物霊を決定的に分ける実体ではないかと思われます。動物にも魂があり、人間から動物へ、動物から人間への転生さえ可能なので、何が人霊と動物霊の本質的な違いなのかが分かりにくいのです。しかし、動物霊にハイアー・セルフがあるという話は聞いたことがありません。

まとめ

 真なみ魂とは、人間にあって、魂より次元の高い存在です。古神道では直毘または真霊と呼ばれ、古代インドではアートマンと呼ばれ、絶対神ブラーフマンの分身のように考えられていました。英語では真なみ魂と呼ばれます。

  ●解説
   精神世界
    ▲精神世界と中井塾の経験
    ▲各次元界の存在
    ▲人間の多次元性
    ▲
生命エネルギーと気
    ▲生命エネルギーの次元
    ▲真なみ魂
    ▲生命エネルギーと中井式修練法
    ▲四次元界の概念
    ▲霊波線

   鎮静法
    ▲鎮静法