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丸一日煮込んだ大根味わう伝統行事
11月18日 13時8分

丸一日煮込んだ大根味わう伝統行事
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愛知県岡崎市に戦国時代から続くとされる伝統行事で、徹夜で番をして、丸1日煮込んだ大根を味わう、「明見のお当」(みょうけんのおとう)が行われました。

「明見のお当」は、岡崎市の山あいにある明見地区で、戦国時代、合戦に勝った祝いに、領主が農民に大根をふるまったことから始まったとされ、毎年この時期になると、住民が集まって丸1日煮込んだ大根を食べる伝統行事になっています。
会場の広場では、15センチほどの長さに切りそろえた200本余りの大根が、17日の朝から鍋で煮込まれ、当番の男性4人が、赤みそなどで味付けをしたり、火加減を調節したりしながら徹夜で番に当たりました。
そして、18日朝、煮込み終えた大根が近くの神社に供えられ、神事が行われました。
このあと、会場を訪れた住民たちに、1昼夜煮込んで黒ずんだ大根がふるまわれ、住民たちは、400年余り続く伝統の味を味わっていました。
60代の男性は「味がしっかりしみこんでおいしかったです」と話していました。
また、番をした30代の男性は、「おいしい大根になるよう願って番をしました。地区の伝統行事として、これからも続いてほしいです」と話していました。

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