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政治
【水内茂幸の夜の政論】よく食べ飲む安倍氏 民主との連立慎重
第3極が政策抜きに連携を急いだのは、安倍さんが進めた「太陽政策」も間接的に影響したといえる。安倍さんは赤字国債の発行など懸案処理を積極的に進め、首相を年内の衆院解散・総選挙に導いた。いわば圧力型の「北風」より「太陽」。水面下の談合を重視した従来の自民党の国会対策とは明らかに違う。政権維持のためうそをつきまくった民主党だけに、「握る前にバンバン譲れ」という手法に不安はありませんでしたか。
安倍さんは炭酸入りマッコリをのどに流す。
「基本的に私は任期が3年あるんだよ。率直にいえば、余裕はある。ここで解散を決断しなければ、年明けに首相の首はより絞まる。そもそも解散するのは国を救うためで、自民党の党利党略においては必要ないことだ。意味が分かるかな。ここは重要なポイントだよ」
目先より今後を見た姿勢が、野田首相の心を溶かしたということか。
「ちょっといいですか」と店内のお客さんが写真撮影を頼んできた。安倍さんは「はいはいはい」と握手しながらカメラに笑顔をみせる。案内した店の名物女将・丸山いすゞさんが「安倍さんは優しいからね」と目を細めた。
付けタレに野菜と果物をふんだんに使った丸腸、ミノ。A5ランクの和牛で仕上げたカルビ・・安倍さんは「途中でペースは落ちるね」といいながら、結構食べていますよ。
紹介できない超毒舌トークも飛び出した後、安倍さんは「あーおなかいっぱい」と一言。丸山さんが締めのアイスクリームを運んできた。
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