磐田−名古屋 前半終了間際、ヘディングで先制ゴールを決める闘莉王。右は磐田の駒野=ヤマハスタジアムで
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◆名古屋2−0磐田
盟友・楢崎の節目に闘莉王が最高のプレゼントを贈った。前半ロスタイム、MF田口のクロスを磐田DF駒野に競り勝って強烈なヘディング。「あれはなかなかできないよ。キーパーが見えたから、ちょっとタイミングをずらしたんだ」と自画自賛の先制ゴールを決めた。
「厳しくマークされていた。前半は足にボールがついていないようなところがあったけど、あの時間帯に取れたのはよかった」。闘莉王の2試合連続となる今季9ゴール目の効果は絶大。後半はグランパスがペースを握ったまま離さなかった。
楢崎の500試合は闘莉王にとっても特別。「ナラさんはオレにとって兄弟みたいなもの。ずっと近くにいて、言葉を交わさなくても気持ちが通じる」と言う。日本代表では南アフリカW杯をともに戦った。2010年に浦和から名古屋に移籍する際にも楢崎の存在がプラスに働いたという。
「こういう試合はなかなかない。500試合なんて出ようと思っても出られないから。オヤジ(闘莉王)もひと踏ん張りしましたよ」と闘莉王は笑顔。「500と言わず、1000試合くらい出てほしいよ」と衰え知らずの先輩にエールを送った。 (木村尚公)
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