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【プロ野球】

イチロー帰国 山本監督は招集あきらめない

2012年11月18日 紙面から

ファンと握手する山本監督(左)=札幌市内で

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 イチロー招集は最後の最後まであきらめん−。日本代表の山本浩二監督(66)は17日、来春3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表として出場要請し、この日、帰国したイチロー外野手(39)=ヤンキースからFA=の招集に関して、11月下旬まで返答を待つ姿勢を示した。また日本代表はこの日、キューバとの国際親善試合第2戦に備え札幌入り。先発予定の巨人・沢村拓一投手(24)は本戦でのメンバー入りへ快投を誓った。

 そう簡単に貴重な戦力をあきらめるわけにはいかない。山本監督は強い口調で、イチロー招集へのいちるの望みを口にした。

 「選考というのはギリギリまでということになるわけだから。イチローの返事を待つ? そういうことになるわな」。すでにダルビッシュを筆頭に出場要請したメジャーリーガーの6選手のうち、4選手が辞退。態度を保留している黒田は調整面から辞退の可能性が高く、イチローはいわば、最後のとりでというべき存在だ。来春の第3回大会は、出場国が米東部時間の11月30日までに登録選手28人を決定。その期限ギリギリまで、イチローからの返答を待つ姿勢に変わりはない。

 イチローのWBC3大会連続出場に関しては、侍ジャパンの王貞治特別顧問がNPB側から交渉役を一任され水面下では電話などで接触。この日も王特別顧問は「決まらないうちはね。どうなったというのがあれば…」と話すなど、イチローの来季所属先が不透明なのがネックとなっていた。登録日までにイチローの所属先が決まるかは極めて微妙な状況。それでも山本監督、王特別顧問ともに完全に白旗を揚げることはなかった。

 くしくもイチローはこの日に帰国。成田空港で大阪の伊丹空港行きに乗り換え、報道陣の前に姿を見せることはなかったが、日本でWBC出場に関して熟考することになりそうだ。

 

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