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衆院選の差し止めを申し立て11月16日 19時48分
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今回の衆議院選挙について、1票の格差の是正を求めている弁護士グループが、「憲法違反の状態と判断された区割りのままで選挙が行われるのは許されない」と主張して、選挙の手続きの差し止めを求める申し立てを東京地方裁判所に行いました。
最高裁判所は去年、最大で2.3倍の格差があった前回、3年前の衆議院選挙で「憲法違反の状態だ」とする判決を言い渡しましたが、今回の衆議院選挙は現在の区割りのまま行われます。
これに対して長年、1票の格差の是正を求めて裁判を起こしてきた弁護士グループが、「憲法違反の状態と判断された区割りが見直されないまま選挙が行われるのは許されない」と主張して16日、選挙の手続きの差し止めを求める申し立てを東京地方裁判所に行いました。
弁護士グループは「同時に起こした裁判の結論が出るまでは、暫定的に選挙の手続きを止めるべきだ」と主張しています。
訴えを起こした山口邦明弁護士は、会見で「司法の判断を無視するもので見逃すことはできない。裁判所には、選挙が行われる前に速やかな判断を求めたい」と話しています。
今回とは別の弁護士グループも、衆議院選挙が終わった直後に、全国14か所の裁判所に選挙の無効を求める訴えを一斉に起こす方針です。
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