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韓国 節電で暖房温度を義務づけ
11月18日 4時48分

韓国 節電で暖房温度を義務づけ
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韓国では、原子力発電所の運転停止が相次いでいるため、寒さが厳しくなる来年1月以降、深刻な電力不足が予想されるとして、公共機関では暖房の温度を18度以下に設定することを義務づけるなどとした節電対策をとることを決めました。

韓国では、5基の原発で合わせて5000個以上の部品の品質保証書が偽造されていたことが明らかになり、このうち保証書が偽造された部品が多く使われている2基の原発は、部品を交換するため今月から運転が停止しています。
さらに、定期検査で停止している原発も1基あり、寒さが厳しくなって電力需要が高まる来年1月上旬から2月下旬にかけて深刻な電力不足に陥ることが予想されています。
こうした事態を受けて、韓国政府は、この期間中の節電対策をまとめ、全国1万9000か所の公共機関では暖房の温度を18度以下に設定し、多くの電力を消費するデパートやホテルなどでも20度以下に設定することを義務づけました。
さらに、電力消費が増える午前10時から正午までの間、ソウルとその近郊では地下鉄の運行本数を減らすほか、午後5時から7時まではネオンの点灯を禁止するとしています。
韓国政府は「国民の協力なしでは電力不足を克服できない」と協力を呼びかけていますが、人々の暮らしに影響も出そうです。

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