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慎太郎 原発へファミリー旅行!?

【政治・経済】

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2012年9月21日 掲載

もんじゅ視察に息子を同行

<東京都は「我々は確認していない」>

「まだ公私混同をやっているのか。もう、うんざり」
 東京都庁内を怨嗟(えんさ)の声が渦巻いている。
 石原慎太郎知事は今月6日、福井県敦賀市にある日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」を視察した。会見で「(もんじゅの)廃炉はとんでもない。絶対にしてはいけない」と核燃料サイクルの見直しに反対論をブッていたのだが、ナント、2時間に及んだ視察に、三男・宏高氏と四男・延啓氏が同行していたというのである。
「知事と全く同じスケジュールで動いたわけではないようですが、息子2人が同じ日に『もんじゅ』を視察したのは間違いない。原発関連施設ですから、視察には事前登録など手続きが必要です。元衆院議員の三男と画家の四男は知事の視察に合わせて、セットで施設に入ったのでしょう。家族旅行じゃあるまいし、なぜ一緒に行く必要があるのか」(都庁関係者)
 果たして、旅費などの金は自分で払ったのか。
 かつて石原は、四男を都の美術館の役員にしたり公費で海外出張させ、大バッシングを受けた。ほかにも夫人同伴の海外視察が豪華すぎるなどと、何度も公私混同を批判された男だ。
 都庁の知事本局政策課に問い合わせると、3時間後にこう回答した。
「もんじゅの視察は、東京都の今後のエネルギー政策を考える目的でした。三男と四男の同行については、都庁の職員ではないので我々は確認していません」
 一緒に行っていないのなら、単純に「同行していない」の一言で済む。長時間、回答を待たせた揚げ句、ずいぶんと回りくどい説明だ。同行職員の人数を尋ねても、「人数については記者クラブにも発表していないので言えません」とウヤムヤなのだ。
 宏高事務所にも、「今月6日にもんじゅを視察したのかどうか」と尋ねたが、電話に出たスタッフは「私はアルバイトなのでわからない。スケジュール担当の責任者の携帯電話番号もわからない」と一方的に受話器を置いてしまった。次の選挙で返り咲きを狙う政治家の事務所とは思えない乱暴な対応だ。
 何か隠したい事情でもあるのだろうか、この“親バカ”ファミリーは。
~2012年9月21日以前の記事~

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