減税日本:河村氏、党名変更も辞さず 維新合流なお険しく
毎日新聞 2012年11月18日 01時04分(最終更新 11月18日 01時33分)
維新との合流を求め、党名変更も辞さない姿勢を示した減税日本代表の河村たかし名古屋市長は、厳しい立場に置かれている。党名変更への言及は、維新の石原慎太郎新代表が減税との連携に意欲を示しつつ「タイトルがよくない」と指摘したことを受けたものだが、政策の一致は容易でなく難しい判断を迫られている。
石原氏は17日の記者会見で「河村君も一緒にやろうと言ってるし、(私も)一緒にやろうと思ってる」と述べた。しかし、「政策の違いを乗り越え、第三極が大同団結をすべきだ」と主張する石原氏と異なり、維新代表代行に就任した橋下徹大阪市長はあくまでも政策の一致が前提だ。橋下氏は記者会見で「(減税との合流は)協議しながら進めていく」と述べるにとどめ、慎重な姿勢を示した。
河村氏は17日夜、名古屋市で記者団に「(両党合流は)若干悔しいが、第三極連合を実現することが大事」と繰り返し、政策については「ちゃんと見てから(政策協議について)前向きに検討したい」と譲歩に含みを持たせた。【三木幸治、高木香奈】