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東大がギャップイヤー 新入生、休学し社会体験
13年度から 秋入学にらむ

2012/11/14 11:28 (2012/11/14 12:38更新)
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 東京大は2013年度から、入学直後の学生が1年間、特別に休学してボランティアやインターンシップ(就業体験)、語学留学に取り組める制度を導入する。入学前に社会体験を積む欧米の「ギャップイヤー制度」に相当する仕組み。学生が主体的に様々な活動に取り組む環境を整えることで、受け身や内向きの姿勢を脱して大学で学ぶ意義や目的を発見してもらうのが狙いだ。

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 東大は秋入学への全面移行を目指している。秋入学に伴い発生する高校卒業から入学までの半年の空白期間に実施する活動の成果や課題の検証にもつなげたい考えだ。

 「初年次長期自主活動プログラム(FLYプログラム)」で、新入生約3千人の1%の約30人を上限にする。希望者は合格後に申請書を提出し、東大が計画を審査する。

 入学直後の1年間は休学扱いとし、学費は徴収しない。東大は学生がこの期間をインターンシップや海外ボランティア、留学、地域おこしなどに活用することを想定している。期間中に単位は取得できず、卒業まで5年かかることになる。東大生として図書館などの学内施設は利用できる。

 学生は担当教員に定期的に連絡し、復学後には活動結果を公表する。東大は50万円を上限に経費を補助する。

 東大は今春、学内の懇談会が秋入学への全面移行を提言。浜田純一学長は5年後をめどに移行する方針だ。実現方法を検討する検討会議は今秋、14年度の新入生から、正規の授業開始は9月で、卒業は3年半後の3月とする新たな学事暦の案を公表した。

 FLYプログラムと秋入学や新学事暦などとの関係について、佐藤慎一副学長は「タフでグローバルな学生を育てるという狙いは同じで、現在の学事暦のままでできるところから始める。新学事暦が導入されても、長期の体験活動ができるプログラムは残したい」と話している。

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