「バカは正直ではなく本人につけるもの」 自民・脇氏、野田首相を批判

2012.11.16 15:04

衆院本会議に臨む野田佳彦首相=16日午後、国会・衆院本会議場(酒巻俊介撮影)

衆院本会議に臨む野田佳彦首相=16日午後、国会・衆院本会議場(酒巻俊介撮影)【拡大】

 自民党の脇雅史参院国対委員長は16日の参院議員総会で、野田佳彦首相が14日の党首討論で解散の条件に衆院の定数削減と歳費削減を提起したことについて「本質から離れた話だ。なぜ解散の条件が定数削減なのか。小学校の通知表に『バカの何とか』と書いてあったようだが、バカを付けるのは『正直』ではなく本人につけるものではないか」と批判した。

 首相が16日の解散を決断したことや、党首討論で自民党の安倍晋三総裁に逆襲したとして首相を好意的に評価する報道があることを牽制したものとみられる。 また衆院の選挙制度改革については、各党間で協議会が昨年11月から十数回にわたって開かれたが不調に終わり、各党からは「座長役の民主党にまとめる気がない」などと指摘されていたことも念頭にあったものとみられる。