ブランド |
M de PINK
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ゲーム概要 |
しすたー・すきーむの第二弾!
詳しくは、Getchu.comのサイトをご覧ください。
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シナリオ |
前作の『しすたー・すきーむ』は、姉好きの自分にとってはなかなかいいコンセプトの作品でしたが、奈何せんゲームとしては微妙な作品でした。
というのも、姉のキャラ性などは大好きでしたが、指令をクリアするという事が意外と面倒でなかなかヌキゲーとしても扱いにくかった点です。
本作についても、その本流は前作と同じですがシステム面の扱いやすさ、CGのエロさ、テキストの読みやすさなど、前作に比べて面白く感じました。
しかし、二週目三週目とするたびに面倒になるのは相変わらずですね。
ゲーム概要としては、通常のADVのような選択肢によるフラグ管理に加えて、指令クリアとCG・イベント回収のためのエッチパートが存在します。
ただの選択肢ではそのほとんどが、姉妹のどちらかを選ぶものになっており、エンディングへの分岐に関わります。
指令クリアのためのエッチパートについては、選択肢の段階を経ることに依り、指令のための選択肢を増やすことができたり、指令クリアのためには必須?です。
しかし、要領さえつかめば、それ自体がただのイベント回収になりますので、二週目以降は面倒ですね。
シナリオ概要は、主人公には二人の姉がおり、長女のあまねにはところ構わずキスをされたり、甘やかされ、次女の美咲とはいつもケンカしたりする仲で、周囲からはシスコンと呼ばれています。
そんな中、一通の脅迫メールが主人公のもとに届きます。しかし、主人公はそれを無視すると脅迫の通り、主人公の過去の恥ずかしい写真が公開されてしまいます。
そこでこの脅迫メールが本当であることを知り、これを解決するために姉とエッチなことをするという感じです。前作とほぼ同じ感じなのでかなり二番煎じですね。今作は犯人についてもすぐわかる感じです。
指令については最初は美咲と一緒にクリアしていきますが、途中からあまねもその対象になります。
ここから各キャラについて。このゲームは個別ルート的なものは存在せず、選択肢の結果次第でエンドに入る感じです。
そのエンドも短く、あまね、美咲、知佳の三つのエンドが存在します。全エンドにも言える事ですが、終わり方が微妙です。
主人公の憧れ、長女のあまねです。プロローグから主人公にキスをしまくる強烈なブラコンです。主人公と知佳がいい感じになると、「弟は姉のもの」という感じで邪魔をするとことかヤキモチ要因として可愛いですね。
CVの声優さんは知りませんが、キャラに合っておりいい感じですね。あまねに強烈にアタックしてくる健六郎をいなすところとか、主人公との扱いの違いが明確で面白いですね。
あまねの関わるイベントについては、指令の「姉と遊園地へデートする」というところからあまねもその対象となり、「オイルマッサージ練習」からはあまねと美咲と選択することができます。
その中で主人公は姉にかなり手を出してしまおうとするのですが、あまねは一線を越えさせてはくれません。この理由は詳しくは語られませんが、実の姉弟だからでしょうか。
しかし、海へ旅行へ行った際の「添い寝をしろ」という指令通りにそれを行おうとするのですが、そこであまねからのアプローチで初体験をしてしまいます。
その後、色々あり、主人公たちは脅迫通りに指令をこなしていくのですが、最後にあまねが真犯人を主人公にさらしてエンド。
主人公の天敵、次女の美咲です。発売前は「あまねが一番でしょ」とか思っていたんですが、美咲のツンデレぶりにはヤられました。
普段は主人公を殴ったり、激しいツッコミを繰り出していますが、心の奥では主人公を想っていることが所々に見られます。
長女のあまねとは対照的なキャラですね。だからこそ光るといっても過言でもありませんが。
CVは織田まりさん。相変わらずいい声ですね。素敵。
美咲の関わるイベントとしては、普段から登下校を共にするという時点で、ナンダカンダ言って主人公を想っていることがわかります。
指令を共にこなしてからは、エッチなことでいろいろ協力してくれ、主人公がエッチな気分になった時など抜いてくれます。
あまねとエッチパートが選択できるようになってからは、あまねを選択すると寂しそうな感じがするとかなどキュンときますね。
美咲のスタンスとしては、主人公と知佳をくっつけようとしているのですが、これは美咲なりの主人公にとって一番の道だと思っており、自分の気持ちに気付かないふりをしています。
そして、美咲エンドでは主人公を守る宣言をして自分に正直になり終わり。エピローグなど全然ないのでバッサリ感がアリアリ。
主人公と一番近い女友達の知佳です。メインである姉たちに比べると、出番が少ないキャラですが、なかなかいい立ち位置ですね。
主人公のことが好きでシスコンを治したいと考えているのですが、空回りしてしまう様など面白いかと。
知佳に関してはコンプリートしていないと思っているので簡単に(後述)。海への旅行イベントで「知佳と泳ぐ」を選択すると、知佳との初体験シーンがあり、主人公は知佳で脱童貞します。
その後、温泉で美咲とエッチもできてしまうという、早期エッチルートです。この後は進めていないのでわかりませんが、あまねエンドとの分岐から知佳エンドをプレイしました。内容は主人公は結局はシスコンだということでしょうか。
活躍ができなかったので、期待していた人には残念ですね。
シナリオのまとめとして、前作と変わらず指令のクリアありきなので面倒な部分が多いのですが、姉好き+エッチのステップアップが好きな人なら満足できる出来。
シナリオ自体は大したことはないのですが、姉好きな人にはツボにくるポイントが多いので面白くできるかと。
しかし、エンディングの少なさ、エピローグの不備など不満なところもありますね。
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グラフィック |
原画としてINO氏が担当。前作と大きく進歩したこととして、CGの向上が挙げられます。美咲を始めムチムチ感がここまで出来ている絵というのはなかなかないんじゃないでしょうか?
一般的にエロゲーのヒロインはスラッとして、胸とかがボンと出ているあり得無げなスタイルですが、このムチムチ感がエロさとリアルを追求していて最高です。
イベント絵の基本枚数が70未満らしいですが、差分は異常に多く、一つ一つの出来は素晴らしく許容できるかと。
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サウンド |
BGMのみですが、特に不満なし。
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システム |
意外と使いやすく挙動もいいかんじ。しかし、イベントの途中でラグがあったり、指令イベントの時間表示がバグっていたり、セーブのサムネイルの差分管理ができていなかったり、バグがまだあるかと。
あと、CGとイベントの回収率がおかしいです。見ていないイベントとかあるのに両方とも100%になっています。よって、コンプリートの指針がないためプレイは終了しました。たぶん後々パッチが出ると思うのでそれでいいでしょう。
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エッチシーン |
指令をこなしていくことと、その練習シーンが8,9割を占めてます。また、ほとんどが本番なしのペッティングが7、8割です。
これだけ聞くとエッチシーンに期待を持てないかと誤解してしまいますが、イベントCGはエロイですし、テキストも尺がそこそこなど総じて満足です。
イベントCGについては、服や背景がことなるなどの差分でシーンを構成していることが多めですが、まあ問題ないかと。
個人的なお勧めとしては、オイル塗りの練習はエロかったですね。あと見落としてはいけない「姉のおしっこを飲め」という指令は最高でしたね。
飲尿ってエロゲーでもなかなか見れないレアなものですし、アソコに口を近づけておしっこを飲むとか最高すぎですよね。
しかも、練習では検尿スタイルで紙コップに入れたおしっこを姉の前で飲み干すという、なんと羨ま……けしからんシーンがあります。素敵すぎますねホント。
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まとめ |
ちょっと面倒な部分もありますが面白かったですね。エロさも素敵でしたし、シナリオもいい塩梅でした。
次回作が出るならば、エッチパートを除いた感じのエロ重視の姉ゲーをお願いしたいです。
攻略というわけではありませんが、私が作ったエッチパートの選択肢などを記したものをアップします。あんま必要かわかりませんが、エクセルファイルなので注意。
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