2008年11月9日(日)実効性のない金融政策

政府の金融政策がどうも実効性がない、実際の中小企業の置かれている現実にそぐわないとの声を聞く。

緊急融資は政府100%の保証だが、銀行はそれでも貸さない。すでに貸してある融資が焦げつけば銀行は20%の自腹を切らねばならない。今でも返済が目いっぱいなのに、これ以上貸すと、返済の重圧で会社がつぶれると判断すれば、政府100%保証でも貸さない。

どうも財務省や金融機関がよってたかって事実上、実効性のない政策を提案し、自民党の議員が支持者に「何かやってくれそうな幻想をいだかせる」程度のアリバイ工作のように思えてならない。

こんな上着の上からかゆい所をかくような政策ではきびしい現実に対応できない。

@現在の融資残高の借り換えを大胆に認めること。例えば利息を2%以内に押さえて、1年据置き後10年〜15年返済にして、既存の借金の借り換えを行う。これだとかなりの効果が期待できるし、手続きも簡単だ。ほとんどの会社がひと息ついて、冷静に各企業が将来に向けた準備をする余裕ができるはずだ。

A10年前に行われた5000万円を上限にした緊急特別融資をもう一度やるのも一手だ。あの時は総額で20兆円の融資で事故率8%だった。普通でも事故率5%くらいだから、やはり日本人は律儀な国民だと思う。東京と大阪などは事故率が10%を大きく越えたというが、暴力団や悪徳政治屋の暗躍などをしっかり監視できれば、事故率はもっと小さくできるはずだ。

大きな不況の波が予想される中で、このくらいの思い切った手を打たねば中小企業は救われない。その結果、もし1兆円程度のロスが出たとしても、その結果、失業率の大幅な増加を食い止め、自殺者の大量増加を抑えることが出来れば、それでいいではないかと、私は思う。

民主党の案の方が、政府よりはるかにマシだが、どうもまだまだ即効性が弱く、臨場感に欠けると感じているのは、私だけだろうか。

2008年11月9日(日)初当選5周年記念日

実は5年前の今日、2003年11月9日は私が始めて衆議院議員に当選した日だ。厳密に言えば、小選挙区での落選が決定的になったのが、11月9日の午後11時、そして近畿比例区で復活当選が決まったのは翌10日の午前1時30分だった。

振り返れば走馬灯のように思い出す。衆議院への初登庁、36階の仮宿舎、国土交通委員会での初質問、奄美群島振興特措法の質問、関空35年の質問、下水道と合併浄化槽問題、道路公団子会社への天下り問題、国交省事業での談合問題、政府系団体での障害者雇用率未達成の追及、障害者雇用の大阪方式「総合評価入札」の提案、JR福知山線事故と運賃問題、公営住宅の入居基準問題、公営住宅建替え問題…、そして郵政解散、05年総選挙の大敗北…、わずか1年9ヶ月の経験だったが手ごたえは十分だった。

充電完了。満を持して次の闘いでの勝利を、改めて誓いたい。

2008年11月5日(水)オバマ候補の大勝利

アメリカ合衆国の大統領に民主党のオバマ候補が圧勝した。米国民が史上初めて黒人大統領を選んだ。感動している。黒人大統領なんて映画の世界の話だと思っていた。マーチン・ルーサー・キング牧師が「私には夢がある」と語り、黒人差別主義者たちに暗殺されてから40年。米国は本当に変わり始めるのだろうか。

ブッシュ政権の8年間で行き詰った米国社会。長引くアフガニスタンとイラクでの戦争、バブル経済の崩壊によって人々は夢や希望を失い、仕事と家を失い、将来受け取るはずの年金すら泡と消えた。

これが市場原理主義経済の結果だった。アメリカの人々は、率直に「金持ちに増税、貧しい人々に減税、社会保障の確立」と訴えつづけたオバマ氏を大統領に選んだ。 彼のようにかっこう良くもないし、演説がうまい訳でもない。しかし闘い方はしっかり学ばねばとも思う。

2008年10月31日(金)麻生首相は逃げた

麻生首相の記者会見。結局、「政局より政策」「総選挙より経済対策」をくり返して総選挙は先送りした。

経済対策として発表した2兆円規模の「生活支援金」もお粗末だ。小泉内閣以来、国民は一家族で平均40万円近くの負担増になったはずだ。5年間でも200万円。それをわずか5万円ほどで「堪忍してくれ」とは虫が良すぎる。しかも「3年後には消費税をあげる」と平気で言うんだから、この男の経済感覚はどうなっているんだろう。大金持ちのお坊ちゃまが、消去法で総理大臣になってしまったのだが、一刻も早く退陣させねばと、改めて思う。

2008年10月25日(火)11/1「出発のつどい」は延期に

総選挙は遠のいた。11月1日に、ラスト1ヶ月を想定して、事務所開きを兼ねた「出発のつどい」を予定していたが、延期となった。参加ご予定をしてくださっていた方々には、誠に申し訳ない。

それにしても、麻生総理は何を恐れているんだろうか。マスコミの世論調査でも麻生内閣の支持率は下がっているが、自民党への支持率は一応堅調だし、残念ながら民主党への支持が圧倒的という訳でもない。確かに、私がお会いする18区の有権者の方々の自民党政治への怒りは、少しマスコミの調査とはずれているのは事実だが。

2008年10月26日(日)菅直人民主党代表代行が応援に

南海・岸和田駅に菅直人民主党代表代行がやってきた。岸和田市の後援会を中心に呼びかけたが、正味700名以上の方が集まってくれた。感謝したい。

2008年10月24日(金)平成版ニューディール政策も必要か

景気対策、不況対策が言われている。貸し渋り、貸し剥し対策が特に重要だ。何十兆円の緊急融資枠を設定しても、実際には「物的担保がなければ貸さない」のが今の銀行だ。ここを何とかしなければ、中小企業には景気対策も絵に描いた餅になる。

さらに国内需要を刺激する必要がある場合は、例えば近い将来起こりうる大地震対策も合わせて、耐震強度に不安のある公的施設の建替え、小学校・中学校・高校や保育園・幼稚園、それに消防署(これ自体が危ない所もある)など、思い切った一斉建替え事業も一手だ。いずれにせよ遅かれ早かれ手を着けねばならない事業を重点的に行うことも一つの選択肢だと思う。建替えは関連産業の裾野が広いし、基本的に用地代などに化けることもない。道路工事などと比べてもはるかに景気刺激効果は大きい。平成不況版ニューディール政策とでも言うべきものだ。

2008年10月18日(土)春木川町から春木町まで

和泉市の春木川町の一番奥から若樫町、久井町、春木町へと森府議会議員や支援者の皆さんと歩きながら演説。「今後はチャンスやで」「自民党に負けたらアカンで」「いつも世話になってすまんなあ」「一段と黒なって元気そうやな」などの励ましもいただいた。おばあちゃんの「もうちょっとマシになるようにお頼みします」という言葉には胸が熱くなった。町を練り歩きながら語りかけ、仲間が一軒一軒にリーフレットを配布しながら「民主党の中川を」と声をかけてゆく。これから、毎日2時間は商店街や住宅街で取り組むつもりだ。

2008年10月15日(水)投票日は11月30日?

自民党の森喜郎元首相まで選対事務所を開設したらしい。もう解散風は止まらない。常識的には10月27日の週での解散、11月18日公示、30日投票だ。ただまったく個人的なことだが、麻生首相が「史上最短命内閣」にならないために、11月7日までねばるのではないか?との憶測もある。その場合は12月7日もありうる。

2008年10月14日(火)欧米各国が金融機関に公的資金注入で一段落?

急落した株価が急反発して上昇した。欧米各国が金融機関への公的資金投入を決めたことで一段落したかに見えるが、まだ楽観できない。

むしろ問題はこれからで、ほんとうに国内の経営と雇用を守るために、思い切った政策融資を素早く実施できるかどうかが鍵だ。民主党は10兆円規模の緊急融資策を提案した。果たして10兆円で間に合うかどうかは柔軟に対応した方がいい。

いずれにせよ、今後世界的な経済の収縮が訪れる。国内の内需を拡大すること。小泉改革によってイビツなほど富の偏重が起きてしまった日本。民主党のマニフェストを早急に実施し、税の再配分によって国民の購買力・消費力を強化することこそ最大で本格的な景気対策だとボクも思う。

2008年10月5日(日)民主党の4つの事務所

今日で大阪18区内の民主党事務所が4つ揃った。選挙が始まったら本部になる予定の和泉事務所で「和泉市総合選対本部会議」が開催された。だんじり祭の試験曳きの日でもあるというので、何と朝9時30分の開会だったが、時局を察して多勢の方々がお集まりいただいた。ありがたい。

ボクはその後、伏屋町の運動会や岸和田後援会の会計さん、宇沢さん(この人、沢本ひろしというプロの歌手です)のカラオケとリサイタルに挨拶に。150名近い方々が集まり、18区内の人たちから「おさむちゃ〜ん」なんてご声援をいただいた。

2008年9月28日(日)国土交通大臣の辞職

就任早々5日目で、中山国土交通大臣が失言で引責辞職。「日本は単一民族」は今年7月に「アイヌ民族は先住民」との国会決議に反する発言、「日教組の強い県は学力が低い」は学力テスト日本一だった秋田県が日教組最強地域であることからも事実に反する。「成田はゴネ得」発言は成田空港も歴史も知らない、住民運動蔑視の思想。そして退任後に語った「民主党政権になれば大阪府のようになる」発言は、府と市の違いも解らない的はずれ発言。

この発言に対して、「言わんする本質は理解できる」などとかばって見せた橋下知事もガッカリ。日頃の勢いも大臣の前ではしぼんでしまう?情けない気がした。

2008年9月27日(土)中川おさむ励ます集い

今日、ボクを励ます集いが、堺市のリーガロイヤル堺で開催された。900名以上1000名近い方々が集ってくださった。さながら、近づく解散・総選挙への一大決起集会のようになり、ボクも大いに励まされた。感謝に耐えない。

2008年9月25日(木)麻生内閣は二世・三世内閣

麻生内閣が予定通り?発足した。閣僚18名の内、なんと11名が二世・三世の世襲議員で占められている。麻生、中曽根、小渕、中川、、浜田…、何とも懐かしい名前ばかりだ。さらに2名は県議の父の地盤を継いだ二世議員。これを含めると18閣僚の中で13名が二世三世だ。さらに自民党四役も細田幹事長、保利政調会長、笹川総務会長と4名中3名が二世議員。

ボクは24歳の時にたった一人で和泉市に来た。選挙区内にはボク自身の同級生も親戚も一人もいない。父は寝屋川市で自民党の市議会議員を16年していたが、地縁血縁ゼロからの出発だった。

「議員の劣化」がよく言われる。その分だけ、ますます官僚たちがのさばる。そして、のさばり過ぎた結果が今の日本ではないんだろうか。

一説には、大阪18区の大先生も「孫が成長するまで頑張る」と言うのが本音では?という噂もある。もう役立たず、官僚の言いなりの政治家などゴメンこうむりたい。

2008年9月23日(火)和田吉衛忠岡町長も無投票で2期目当選

忠岡町長選挙も和田吉衛さんが二期目を無投票で決めた。この町も財政難。和田町長は任期中に断腸の思いで忠岡病院の閉鎖を決断した。

この町もまだ合併問題がくすぶっている。ボクは本来、基礎自治体としては広域合併推進の立場だ。17年前、大阪府議会議員に当選した頃から「3市1町の合併」、つまり和泉・泉大津・高石・忠岡の合併を訴えてきたが、忠岡町を知るにつけ、主張が変わってきた。

忠岡町は人口1万8千人。1中学校2小学校。南北4`東西1`。いわば中学校区なのだ。和泉市の和泉中学校区や信太中学校区の方が人口も面積も大きい。しかし、忠岡中学校区は、町議会を持ち、図書館もあり、病院もあったし、町の歌まである。何よりも教育・福祉・環境など生活に直接かかわる事をすべて、町民が選んだ議会で決定してきた。ボクに、基礎自治体としての広域合併と同時に、【中学校区の民主主義】の大切さを教えてくれたのが忠岡町だった。

ボクはその後、「3市1町合併は20中学校区の連合自治だ」と考えるようになった。

その点で、今の民主党の分権論を見ると「まだまだ浅い」と思う。権限と財源の移譲だけでなく、仕上げは地方自治法の改正。どこの町も同じ代議員制である必要はないし、議会の権限の一部を住民大会に委ねる事を認めるのも一つ。

ボクに色んな事を教えてくれた忠岡町には今でも感謝しているし、忠岡町の皆さんも、戦後一貫して、生活に直結することを自分たちで自己決定してきたという歴史と伝統、誇りを守り抜く気概を持ち続けていただきたいと思う。

2008年9月22日(月)大阪18区は中山やや有利

民主党が8月後半に行った世論調査の結果が出た。大阪18区は「中山氏やや有利」だ。政党支持率は自民32%、民主34%だが、小選挙区支持率では、中山47%、中川40%、共産12%という結果だった。知名度では、中山85%、中川45%だ。

2003年にも同様の調査が行われた。その時の知名度は、中山90%、中川15%だったし、小選挙区は中山52%、中川36%、共産12%くらいだったと思う。それから比べると大きな進歩だ。

いずれにせよ、中山47%、中川40%の差は追いつき追い越せない差ではない。各地に後援会もでき、今回の選挙でも、地元の皆さんが中心となった選挙事務所を4ヶ所も作ることが出来た。改めてお世話になった方々には御礼申し上げたい。

2008年9月13日(土)自民党の総裁選劇場の茶番

麻生以外の4名の候補者が言いたいことを言い、麻生にマイクを振って本命麻生がまた語る。総裁選は麻生の人気培養劇場になりつつある。見えすいた自民の狙いを解りながら四六時中テレビで茶番劇を垂れ流すマスコミにも呆れている。

残念ながら少しだが自民党の支持率が上がってきた。これだけ自民がテレビに露出すれば仕方がない。しかし、町中を歩いて感じるのは従来の「自民人気」ではない。「もういい加減にせよ」「ガマンも限界」「一度変えなアカン」という有権者の強い思いだ。これを信じて、ひたすら戦い抜くのみだ。

2008年9月11日(木)因縁の9/11

今年の9.11は自民党総裁選挙だった。

7年前の9.11はニューヨークでのテロ事件。あの日から世界はブッシュの報復戦争に巻き込まれ、少なくとも9.11テロで亡くなった人たちの50倍以上の民衆と兵士がアフガニスタンやイラクで命を喪った。9.11後の「テロとの闘い」の名による「米国の価値観」の押し付けを精算すること。ブッシュとチェスシー達の価値観にNO!が突きつけられる大統領選挙となることを祈るばかりだ。

3年前の9.11は小泉純一郎の郵政選挙だった。ボクも含め民主党の現職議員が討ち死にし、自民党は300議席を超える大勝利を得た。

これから2ヶ月の間に必ずある総選挙で、この小泉のまぼろしを一掃すること、必ず勝って政権交代によって、日本の国と国民の生活を立て直すこと。改めて誓う。

2008年9月8日(月)公認3名全員当選〜和泉市議選挙

24議席を32名で競う大激戦だった和泉市議会議員選挙。民主党は初めて3名の公認候補を擁立したが、見事に全員当選を果たした。

大橋涼子(2期:2613票13位)、浜田ちあき(2期:2323票15位)、須藤洋之進(6期:2002票20位)だった。公示(8/31)の直後に福田首相の辞任表明もあったが、岸和田事務所を事実上閉鎖して総力戦で臨んだ。ご支援いただいた和泉市民の皆さんに勿論感謝をしたい。またボクの岸和田後援会や泉大津後援会、さらに高石市の無所属市議もそれぞれ分担して応援に入ってくれた。ほんとうに良い感じで闘えたことに感謝したい。

2008年9月1日(月)福田首相の辞意表明、麻生幹事長は鬼門?

今晩、福田首相が突然辞意表明をした。9時台の番組をジャックする緊急記者会見で、ボクは不祥事が続く農相の辞職かと思ったが、長々と自己弁護と愚痴を披瀝して最後に「首相の辞職」を表明した。

1年で2度の突然辞職。自民党には政権担当能力がなくなった。それにしても、次期総理の呼び声高い麻生幹事長は、昨年の安倍辞職の時も自民党の幹事長だった。この男は鬼門のんだろうか?

2008年8月31日(日)神谷昇泉大津市長が無投票で2選

想通りだが、泉大津市長選挙は神谷市長の無投票当選だった。

神谷市長から出陣式のあいさつの依頼があった。どう話そうかと迷った。結局、まず神谷後援会の皆さんにお詫びする事から始めた。4年前、自民・民主・公明が推薦する現職候補に挑み、「改革を早める、泉大津を沈めない、私立病院を再建する」と訴えて勝利した。ボクは「『もっと改革を早めよう』という市民の思いが理解できなかったこと、そして素晴らしい市長を誕生させていただいた事、お詫びと感謝の思いを込めて、『有難うございました』」とまず頭を下げた。そして、「正直なところ、周産期医療体制はひとり泉大津市だけでは無理、民主党は神谷市長を応援して、泉北地域の周産期医療体制の確立を周辺市へも働きかけて、ともに実現をはかりたい」と述べた。

2008年8月27日(水)日はまた昇る

「儲けている人が正しい」という馬鹿げた倫理観が崩壊し始めた。実にいいことだ。現在ボク達の目の前で進んで米国と中国のバブル崩壊は、この30年間、世界をかけめぐったバブル経済、新資本主義の金の亡者たちの終焉、バブルの最終局面ではないかと期待している。

1970年台末にイギリスのサッチャー首相が行った金融ビッグバン(金融の自由化)によってまったく新しい金融業者たちが生れた。社会にも地域にも工場にも、ましてや従業員やその家族の幸福に、ひとかけらの関心もない投資ファンドが暴走し、他人の資金を右から左へ動かすだけで、時には清貧で勤勉な企業すらM&Aで飲み込み、何百億何千億の富を貯めこむ。世の中の拝金主義や「勝ち組」「負け組」などという風潮を生み出した、ある意味では新自由主義の終焉が始まっている。そんな気がしている。

こんなことを言っている経済学者はあの「変わり者」の森永卓郎氏だけだが、ボクはまったく同感だ。

こんな時に、日本が国内の農業・林業・漁業を堅実に建て直し、省エネ環境型工業の技術力を発揮して発展途上国を支援し、ある意味では世界一の「貯金力」をこうした国々への誠実な援助と高利回りを共有することができれば、「日はまた昇る」のではないかと思っている。

時あたかも、今秋11月にはアメリカ大統領選挙。日本と米国が馬鹿げた競争至上主義の経済運営との決別を告げれば、世界は大きく変わり始める。

この仕事には10数年を要するだろう。その真っ只中で、政治家の一人として活動できれば、これほどの幸せはないとつくづく思う。

2008年8月23日(土)和泉市議会選挙は大激戦

8月31日告示の和泉市議会議員選挙は泉州地域では稀に見る大激戦。定数24名で現職議員22名と新人10名、合計32名が立候補する予定。

正直なところ、すでに現職15名と有力新人3名は当選確実ライン内、まず届かないという新人候補が4名、残り6議席を現職7名と新人3名の10名で争っているのが現状だ。残念ながら、民主党公認の3名はこの10名の中に全員入っている。

市議会議員選挙の投票率は50%強にすぎない。どこまで掘り起こせるか、勝負はこれからの2週間だ。

2008年8月22日(金)泉大津市長は神谷現市長を推薦

民主党では、9月7日に和泉市議選挙と同じ日に行われる泉大津市長選挙で現職の神谷昇市長の推薦を決めた。ボクと神谷市長は1991年当選組の府議会議員同期生で1期目は同じ「社会・民主府民連合」会派、2期目はボクは「改革おおさか」、神谷氏は「府民クラブ」で共に5名の弱小会派だが、ノック府政の下で政策提案型の応援団として志を分かち合ってきた。3期目でボクは民主党に、神谷氏は自民党になったが、地方の自立に対する思いは同じだと思っている。

4年前に民主党は別候補を推薦したが、神谷氏は自民・公明・民主連合軍をたった一人で打ち破った選挙上手である。その後、府下ではどの市町村より早く周産期医療体制の確立に名乗りをあげ、泉北地域の医療センターづくりへ動き出した。財政難の中で、決断力は見事なものだとボクは思った。

そう言えば、府議会時代にも、新種のウイルス研究など医療の内容について、独自に調べ、興味深い質問をしていた事を思い出した。

現在の自治体運営に真剣に取り組めば取り組むほど、首長は「民主党政権になればもっとやり易いのに」と思うはずだ。市民のために真剣に取り組む人々はすべて味方であり友軍だと、そんな思いで今後も付き合って行きたいと思う。

いずれにせよ、今後の彼の活躍に期待し、勝利を支える一助となればと思う。

2008年8月21日(木)麻生首相?論

自民党の次の総理候補は麻生太郎氏だと言う。安倍・福田・麻生と続けば、総理の子だとか孫だとか「毛並みがいい」なんてウットリする人もたまにはいるそうだが、江戸時代じゃあるまいし、岸信介家の安倍がダメなら、福田家の御嫡男、それがダメなら今度は吉田茂家の麻生にと、大河ドラマの篤姫も驚くほどの政権たらい回し。

江戸幕府の末期かと勘違いするような世襲政治だ。結局は、官僚に支配された自民党政治から、国民・市民の側に大政奉還するしかない。それが「政権交代」だ。

2008年8月20日(水)景気対策としての学校耐震補強

暑い日々が続く。今日の羽衣駅の朝立はかなりマシな方だった。臨時国会はほぼ9月12日となったようだ。国民の生活や中小零細企業の苦しみに正面から顔を向けない福田内閣の景気対策の補正予算は目標や節度のない「バラマキ」施策になるようだ。 ボクならどうするか。本当は政権交代をして、民主党のマニフェストを実行する事が一番の景気対策だ。

友人の小学校の校長先生が言っていた。曰く「公立学校の耐震検査すら十分されていない。耐震補強工事になると市町村は金がないから計画すらない。耐震補強が必要な公立学校の工事は国費100%でやる。そう宣言しないとホンマに地震が起きるまで誰も本気にならない」。大いに同感だ。

必要なことに集中的に資金を投入する。大阪も大打撃を受けるかも知れない南海大地震の可能性は今後30年の間で40%の確率、50年間で80%の確率だ。明日かも知れないし、50年後かも知れない南海地震、自治体財政の現状を見れば、こんな事業こそ国の特別枠でやらないとできない。

2008年8月12日(火)橋下知事の相次ぐ発言

橋下大阪府知事の「発言」が相次いでいる。曰く「大阪空港の廃港」、曰く「大阪府庁のWTC(大阪南港)移転」などだ。

それぞれ慎重な検討が必要だ。どうも橋下知事には、大阪の伝統や文化に対する姿勢が軽すぎるように思う。ボクなんか「大阪府庁はやっぱり大阪城の横だろう」と思うし、「関西州の州都として南港のWTCを考えたい、というのはどう考えても大阪の思い上がりだろう」と思ってしまう。

関西の空港については、もっとも重要なことは、3つの空港の運営主体がバラバラで国の官僚の天下りの餌食になっていること、そして結果として、誰も権限を発揮できず、空港会社の単なる採算ベースだけで運行計画が決定されていることにある。そのため、住民の利便性も、関西経済の活性かも二の次、三の次になってしまっているのだ。的を得ているようで実はハズレている。このズレは「自民党と正面衝突を避けたい」という強い思いから生じているんだろうか。

2008年8月9日(土)7勝95敗〜都市部の責任

2005年の総選挙でボクも敗北した。大阪で民主党は2勝16敗、兵庫県は12戦全敗、東京は1勝24敗。東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫の6都府県の大都市部で7勝95敗だった。次の選挙では、この6都府県で60議席くらい小選挙区で勝たないと「与野党逆転」は実現しない。

大阪でも少なくとも10勝以上しなければならない。人々の暮らしを守るためにも次の闘い、絶対に負けられない。

2008年8月8日(金)草友会

菅直人さんをゲストに招いて「草友会」を結成。ボクの学生時代からの先輩・同輩・後輩や府議時代の仲間らの情報交換と交流の会。ボクは「自分の選挙のためではなく、お互い60歳前後になって、『人生もうひと仕事』の思いで頑張る情報交換の場になればと思っている」と挨拶した。日本の高齢者介護や医療の現状は「高齢者の人権」という観点ではまだまだこれから。「若い時、大学をひっくり返した連中だから、きっと本当の高齢者の人権を確立するのは団塊の世代のはずだ」と思っている。

2008年8月2日(土)そのまんま福田内閣

福田首相の内閣改造。案外、秘密裏に事を進めていたのでサプライズが気になったが、フタを空ければ実に福田首相らしい増税準備内閣、派閥大連合内閣、小泉色一掃内閣で「そのまんま福田内閣」だ。

小泉構造改革による勝ち組優遇、格差拡大路線は一定のブレーキが踏まれるだろうが、いま最も大切な「官僚天国ニッポンの大そうじ」はこの内閣にはできない。税金のムダづかい一掃もわずか1000億円ほどでごまかすつもりだろうか。民主党が指摘し提案しているのは、最低15兆3000億円のムダづかいの一掃だ。これを実行できる政権を作らねば、国民の生活も仕事も経営も〜日本は救われないし、再生できない。

2008年8月1日(金)9月7日まで和泉市議会議員選挙に集中

今日から岸和田事務所は電話が和泉事務所に転送になります。9月7日の和泉市議会議員選挙と泉大津市長選挙が終るまで、主力を和泉市に集中します。8月盆明けの民主党本部の世論調査も気になるのですが、公認3名の候補の必勝は勿論、友好議員や友好候補にもぜひ勝って欲しい。

2008年7月31日(木)岸和田「語る会」

今日は岸和田市の宮本町会館で「中川おさむ暮しを語る会」。これで3回目。28小学校区で行う予定だが、8月は和泉市議会選挙重点のため、岸和田の「語る会」は9月中旬以降から再開の予定。

2008年7月29日(火)和泉市議会、定数24名に新人11名を含む33名の激戦

和泉市の市議会議員選挙が暑い。議員定数が26名から24名に削減され、4名引退で新人11名の立候補。かつてない大激戦の様相だ。
民主党は須藤洋之進、大橋涼子、浜田千秋の3名の現職を公認。他に、ボクや森府議を応援してくれていた議員や候補者も7名おられる。
まず民主3名の必勝にむけてご支援いただきたい。8月31日告示、9月7日投票。

2008年7月27日(日)デフレとインフレの勘違い

最近、融資の相談が多い。普通ならすんなりOKになってもいいような申請が却下されているように思える。どうらやインフレ?デフレ?の状況判断に大きな間違いがあるのではないかと思う。

物価が急激に上がっているので「インフレ」との判断で、日銀が金融の引き締めを行っているのではないか。市中に出回る資金量を減らすために、必要な融資を貸し渋り、貸した融資の貸し剥がしをやっているのではないかと思われる。

だとすれば大変なことだ。物価上昇は国際的な投機マネーの結果であって、日本国内の資金量が多すぎるから生じているのではない。

実際には、堅実に経済活動を行っている企業が、ガソリン価格の高騰や原材料費の急騰で経営危機に直面しており、深刻なデフレ局面だ。

政府の仕事は、思い切った政策融資を断行して国内の中小企業を救済することだ。急がねば空前の企業倒産になりかねない。「物価は政治の責任ではない」などと言う福田首相には国民の生活は見えていない。

2008年7月25日(金)泉大津市の市長選挙

泉大津市の神谷昇市長は9月7日投票の選挙で2期目に挑戦する。ボクと同期で大阪府議会議員になり、1期目は社会党・民主党の合同会派で同じ議員団だった。2期目はお互い5名の無所属会派を率いて大阪府政改革に尽力した。

前回の市長選挙では民主党は現職市長を推薦したが、自民・民主・公明連合軍を相手に見事に勝ち抜いた神谷市長に脱帽。その後、周産期医療の推進など、単に節約ではなく、緊急必要なことには断固として実行する意思を示し、泉大津市政の再生に尽力されている。最近、風格を感じている。

2008年6月18日(水)奄美群島振興特別措置法の期限切れ

ボクが衆議院議員に当選して初めて担当した「奄美群島振興開発特別措置法」がまた来年3月末で期限を迎える。ボクには奄美の宿題がある。

《初めての奄美》
ボクが衆議院議員に初当選したのは2003年11月。ボクは国土交通委員会を希望して叶えられた。翌年2月に政府から国土交通委員会に提案する法案が説明され、民主党の国土交通部会では、各議員が2つの法案を担当すると決められた。ボクは地元の「奄美会」の皆さんの顔を思い浮かべて、この法案を選び担当になった。

「行った事も見た事もない奄美の法律を質問するのはおこがましい」、そんな思いで、兵庫県の室井滋彦衆議院議員(現:参議院議員・比例区)と一緒に、滞在期間わずか24時間だが奄美に出かけたのは、04年の3月8日だった。

《奄美の思い》
奄美大島の名瀬市に丸一日だけの滞在だったが、いろんなことを教わった。 名瀬市の平山市長(当時)から「冷蔵庫を廃棄処分するだけで1万5千円も必要だ。国の人たちは離島のことは頭にない」と教わった。

島内を案内してくれた課長は、西南諸島だけが未だに近海指定で、「奄美の海は本土復帰を果たしていない」と語った。また、「多額の公共事業の恩恵の大半は鹿児島など本土に持って帰られる。奄美は江戸時代からそうだった」と酔うほどに辛らつな恨み節を聞くこととなった。

《国交省の体質》
この法律で最初に感じたのは「国土交通省所管の法律だったことが始めのボタンのかけ違い」だったということだ。

所管するのが国土交通省だから、対策事業がやはり土木事業に片寄る。奄美全体で人口13万人で毎年500億円から多い頃には1200億円もの土木工事が行なわれる。奄美全体で1000社におよぶ本土では見られない業者の多さが目につく。

ある意味では、長年の土木工事漬けの体質から、すぐには抜け出せないようになってしまった奄美の産業構造がある。これを転換する、新しい希望を見出す5年間にすべきだと、ボクは思った。

《奄美の魅力》
この島々は、日本一の長寿の島で、子ども出生率は3.00を超えている。島に助けあいの生活文化が脈々と引きつがれているからだと思う。

豊な自然に恵まれ、島唄が文化・芸術の素地を広げてきた。都会の多人数教育になじまない不登校の児童が元気を取り戻すのもこの島々だ。

「ゆっくり・やさしく・人間らしく」とは和泉市の森府議が選挙で掲げたスローガンだが、この言葉はこの島々にこそふさわしい。そう思った。

《法律の功罪》
あらゆる可能性があるのに、どうやら「国土交通省所管」によって、島外の建設業者のエキジになってきたのではないか。そんな思いすら感じる。

本来なら、内閣府所管にして、教育・産業・文化・福祉や町づくりなど、すべての事業をにらんでバランスの取れた振興策があったのではないか、とすら思ってしまう。

《新しい希望》
質問で提案した
@航空運賃の沖縄との格差問題〜奄美も戦後の米軍統治時代を経験している!
Aリサイクル料金問題〜奄美に再処理工場を造れば解決だ!
B地上波デジタル問題
C介護保険適用による奄美でのショートステイの実現
D自然保護と世界遺産登録の5点
E都会の多人数教育になじめない不登校児の教育
F長寿世界一のノウハウを生かした国際健康アイランド
G島唄の伝統と音楽文化
H大島紬
I黒糖焼酎
J闘牛
Kマリンスポーツの島…、ありとあらゆる可能性を通じて、島の自立を支援できる法律に創りかえる。

宿題がいっぱいだ。 質問を創りながら、今後の課題を整理したが、落選したら手が出ない。悔しい限りだ。

2008年6月16日(月)正式な公認決定は9月

13日に民主党の衆議院公認内定者会議が東京の民主党本部で開かれた。小沢代表の挨拶などがあり、要するに、「これから2ヶ月間、暑い夏を必死で頑張れ。夏の田の草取りが稲作でももっとも辛い仕事だが、これをしっかりやれば、秋には豊な実りを手にすることができる。8月中旬に党として全国一斉に独自の世論調査を行い、第一次の公認候補を正式に決める。それから本格的に物心両面の支援をする」ということのようだ。

くじけず頑張りたい。支援者の皆さんのご協力もお願いしたい。

2008年6月12日(木)参議院で福田首相問責決議

国民の5人中1人しか支持していない総理大臣。5人中4人が「早く衆議院を解散して総選挙をせよ」と言っているのに、居すわり続ける福田首相。衆院を解散する権限は総理大臣にしかない。こんな人が7月の洞爺湖サミットで先進国首脳をリードできるはずがない。来年には確実に居ない首相の言葉を、誰が真剣に聞くだろうか。

民主党・社民党・国民新党・共産党の野党4党は6月11日に参議院で福田内閣への「問責決議」を可決した。

問責決議は「参議院はもう福田首相を認めない」という宣言。ここまでくれば、民主党はじめ野党4党と国民が力を合わせて、衆議院の解散・総選挙に追い込むしかない。小沢代表は本気だ。ボクも臨戦モードでピッチをあげて闘い続けたい。乞う、ご協力。

2008年6月10日(火)韓国の米国産牛肉輸入再開反対運動

韓国では、米国産牛肉の輸入再開をブッシュ大統領に約束してしまった李明博大統領が窮地に陥っている。一〇〇万人を超える人々が街頭を歩き、首相はじめ全閣僚が辞意を表明した。国民の動きもすごいが、政治家も謙虚なのか、逃げ腰なのか。日本と大違いだ。

福田内閣と自民党・公明党は「逃げ切り作戦」だ。国民が忘れるのを待っている。

そう言えば、「5千万件の消えた年金記録問題」は去年の今ごろだ。もう遠い昔のように思っている人も多いが、この年金問題もほとんど解決していないのだ。

参議院が逆転してから、いろんな事実が明らかになった。C型肝炎問題、防衛省事務次官の汚職事件、特別会計をめぐるムダづかい(背任横領事件!)、ガソリン税、そして高齢者医療制度…。

そう言えば、福田首相は8ヶ月前の総裁選挙で「障害者自立支援法は変える」と言っていたが未だに少々の手直しだけで抜本改正は棚上げだ。

2008年6月9日(月)沖縄県知事選挙でも与野党逆転

8日に行なわれた沖縄県議会選挙では、16年ぶりに与野党が逆転した。しかし福田首相には届かない。「馬耳東風」「馬の耳に念仏」「のれんに腕押し」「ぬかに釘」「豆腐にかすがい」「蛙の面に小便」「柳に風」…。どれもこれも福田首相のための言葉だ。

最近、政府の社会保障国民会議が「今後の社会保障のあり方を考えれば、消費税は9.5%から最大18%」と試算した。また、自民党の財革委員会は「2010年台には消費税10%」と発表した。

これらは、現在の官僚天国ニッポン〜天下りシステムや税金のムダづかい、官製談合などを、そっくりそのまま残した場合の官僚の手前味噌な数字。

民主党は税のムダづかいなどで15兆3千億円を節約し、これを財源に様々な提案をしている。

@基礎年金7万円を税で
A子ども手当を月額1人2万6千円支給
B公立高校授業料無料
C高速道路原則無料
D農家への戸別所得補償制度の実施
E50%を国内材木で建築
F医師の増員などなど…、全部で300項目の約束がある。

ボクは正直なところ、国の官僚の特権・利権・ムダづかいをなくせば、20兆円以上の財源がひねり出せると考えている。例えば、民主党のマニフェストでは20兆円の国の補助金を地方自治体に分配するとしている。これだけでも公務員総数の大幅な削減につながるし、自治体では、病院や教育、福祉分野で必要な人員を増やすことだってできるはずだ。

みんな「夢みたいな話」だと言うが、夢じゃない。日本が持つ潜在力を腐らせてきたのもこの国の官僚政治。福田内閣を最後の自民党政権にする。そこから新日本が始まる。

2008年6月8日(日)最高齢の代議士殿

年齢は、誰も選べない。75年生きれば誰もが75歳になる。75歳になると、長寿のお祝いでなく、逆に、社会の負担になっていることを自覚しろというのが後期高齢者医療制度だ。「老・病・死」は、秦の始皇帝のような大権力者でも、どんな大金持ちでも避けられない人間の宿命。老いは誰もが自然に自覚し、生き方を考えるもの。それを制度で差別するのは大間違い。(菅直人)

厚労省は75歳以上の方の「負担は減る」と言っていたが、実は増える人が多い。だから当分は「減免」ということで負担を減らして、丸く収めようとしているが、大きな勘違いだ。

75歳を過ぎれば、検査や治療方法にまで差をつけて、「ここから先は自費ですよ」と「医療格差」を広げる。「いのちは平等」の大原則を捨てる。しかも戦後、日本の国を支えてくらた人たちへの仕打ち。恩知らずの罰当たりで、怒るのは当然だ。

ところで、我が選挙区の自民党の大先生は84歳、全国最高齢の政治家だ。云わば後期高齢者の代表のような方だが、肝心な時には何も言わない。黙ったままで情けない。山梨県の自民党の堀内光雄議員78歳は「高齢者に死ねと言うのか」と激怒し、叱咤された。大違いだ。

2008年6月6日(金)「げんき大阪」で講演

大阪を中心とする中小零細企業者の協同組合の連合会(げんき大阪)総会で久しぶりの講演。

関西国際空港、大阪空港、神戸空港の一社経営によって3空港に群がる国の官僚の天下りを排除し、住民の利便性や関西経済に本当に役に立つ空港運営が可能に成ることを中心に話した。

単に関空の立場だけで、「大阪空港を二種空港にする」などと言う議論は無責任な空港間競争に便乗したもので、率直に言って「どうでもいい議論」だとボクは思っている。そんなことで関空が本来のアジア向けハブ空港機能を果たせるとは思えない。

2008年5月1日(木)衆議院を解散して、国民の信を問え

山口2区の衆議院補欠選挙でも2万票以上の大差で完敗した自民党と公明党。しかし反省もせずに、4月30日にガソリン税増税を可決してしまった。

だがガソリン税の問題はまだ続く。今度は5月12日。ガソリン税を道路特定財源にして10年間で59兆円の工事をやる。この法的な裏づけになるのが「道路財源特例法」で、参議院では当然否決だ。政府与党は、また衆議院で3分の2以上で再議決するつもりだ。

福田首相は「道路財源を一般財源にして、教育・福祉・環境にも使う」と国民に耳ざわりの良いことを言いながら、実際には、道路財源特例法を原案のまま再議決するつもりだ。

「まず原案を可決してから修正の仕方を考える?」福田さんがそんなことを言っても、来年には間違いなく別の人に替わる総理大臣の約束など誰も信用していない。

2008年4月29日(火)ガソリン税が増税になる意味

明日の衆議院で、自民・公明の与党が3分の2以上で暫定税率の復活を議決するという。この一ヶ月の原油値上がり分も含めて、1g30円ほどの上昇になるらしい。日本経済に与える影響は大きい。世界的な景気後退の局面で、福田内閣は何も施策を打たなかった。自民・公明の中では「何とかせねば」との意見すらまともに出ない。国民生活に関心を払わない福田内閣は、「自由競争だから、経済法則で上がるんだから仕方がない」とでも思っているのだ。

しかし、自由競争万能主義者のブッシュ米大統領でさえ、総額15兆円の減税(国民一人7万円)をやった。韓国の新政権も減税を断行する。

景気対策があったとすれば、それは民主党や野党が「無理矢理」実行したガソリン税の暫定税率廃止だった。年間2兆6千億円になるこの減税は、都市部に薄く、地方に厚いという意味でも1年以上続ければ、大きな効果を発揮するはずだ。しかし、それも明日の衆議院で、自民党・公明党の合計3分の2の議席で増税を行なう。

2兆6千億円の歳入欠陥が起こる。地方の取り分が減る。道路が出来ない。道路工事が止まる。東国原宮崎知事もいい加減に自民・公明の太鼓持ちはやめたほうが良い。ありとあらゆる政府系の特殊法人や企業に溜め込んだ100兆円に及ぶ剰余金(埋蔵金)を少し放出すれば、天下り団体へのムダ遣いを少し減らせば、高々2兆6千億円はどうにでもなるはずだ。

しかし、それをしないのは、国家官僚が将来の自分たちの給与になる剰余金を一円たりとも減らそうとしない執念、「民主党のために混乱した」と国民に思わせようとする怨念に他ならない。自民・公明両党はいつまで官僚の手のひらの上で踊るつもりだろうか。

2008年4月28日(月)午前1時祝平岡秀夫さん当選(山口県2区)

衆議院山口2区の補欠選挙は、比例区議席を投げ打って出馬した平岡秀夫さんが2万票以上の大差で勝利した。大蔵省に入省し、内閣法制局課長を務めた平岡さんは民主党内の「リベラルの会」の代表の一人。解散・総選挙への歩みを自らの戦いで大きく切り開いてくれた事に感謝したい。

それにしても、選挙の公示日が悪名高い後期高齢者医療保険の保険料を、初めて年金から天引きする日だったとは、ほんとうに罰当たりな法律だったんだと思う。この法律をごり押しして成立させたのは小泉純一郎その人だ。決して忘れまい。

今日はボクも、岸和田方面で「後期高齢者医療保険制度、ガソリン税と道路特定財源、消えた年金」の3点セットで街頭演説に回った。いつもなら通り過ぎる年配のおばあちゃんが「後期高齢者医療…」とボクが話し出すと立ち止まり、振り返って、ジッと聞いてくださる。「みんな、本当に心配し、怒ってはる」と思った。

2008年4月26日(土)橋下知事、国に白旗あげないで!

橋下知事が提案した改革試案。中身を見て正直なところ驚いた。

「街デイ」も廃止?
大阪府内で160ヶ所にある高齢者の街かどデイハウスは来年度から廃止。小学校区ごとの高齢者の小地域ネットワークも廃止だという。この二つはボクが府議時代に提案してできた大阪独自の制度だ。身を切られるように悔しい思いだ。

小学校低学年の35人学級も廃止。高齢者や障害者や乳児の医療費の負担も増える。

弥生文化博物館も?
地元の池上曽根遺跡の府立弥生文化博物館も廃止。難波にある大相撲の府立体育館も廃止。記者会見で「お金のある人に負担してもらう」と言うが、そんな提案はまったくない。

いま役所はどこでも苦しい時だ。昭和40年台に公務員になった戦後世代がとにかく多い。だが、この世代が退職する10数年後には、急速に財政が良くなる。

一番安易な手法
一番苦しい時に、それぞれの自治体の工夫をし、国に対して自治制度の変更を求める。それが、この10年の知事の苦労だった。橋下知事は一番安易な手段を選んだ。「収入に合わせた支出」とは聞こえがいいが、「国が認めていない住民サービスはみんな削る」という意味だ。

マスコミや芸能人が一知半解で面白おかしくテレビで橋下知事をほめる。橋下批判をした人には非難メールや電話が殺到する。小泉手法に似たやり方に不安を覚える。 

二重行政解消が先
ボクは府議時代はかなりの「過激な改革派」だったから、府の外郭団体の整理も、できるものは大胆にやればいいと思う。府の職員や退職者の絵引き揚げはもっとできる。

大阪市と大阪府の二重行政の整理も、水道に限らず、港湾事業も、住宅募集も、産業研究所も、大阪府大と大阪市大の統合なども、もっと大胆さがあっていい。本気でやれば数百億円の節約にもなる。

ボクは10年くらいの間に、大阪府など府県をなくすべきだと思っている。橋下知事は若いんだから、現状の仕組みを肯定する姿勢は似合わない。

しっかり国と闘って
府も国も大きく変わろうとする時に、国の改革を本気でめざさないで、国に早々と白旗を揚げてしまって、本当の改革はできないし、府民の「笑顔」を守ることもできない。最近の若い人は解らない。

2008年4月21日(月)ガソリン再値上げ・増税は許さない!

1月以降、食料品などの物価高が家計に与える影響は月額7000円(4人家族)近い。ガソリン税の暫定税率廃止で、少なからず庶民の家計を助ける結果となっているのは、予想通りとはいえ本当に嬉しい。

しかし政府与党は、今のところあくまでも4月末に暫定税率の回復、つまりガソリン税の増税を行なうと言っている。国交省の官僚たちにすれば、道路特別会計は、自分たちの打ち出の小槌、ドラえもんのポケットと同じ。彼らの邪悪な夢を叶えてくれて、天下った後の法外な給与や退職金=合計数億円を用意してくれる魔法の財布を何としても守ろうと必死だ。

4/27の山口県2区の衆院補欠選挙で負けたら大変だと、山口県全域で止めなくてもいい道路工事や着手金を全部止めて、「みんな民主党が悪いのだ」と宣伝している。国交省自体が表にたって選挙に乗り出す。それほど彼らは焦っている。

5月中旬には、もう一つの道路法案=道路整備特例法も再可決の可能性が高い。この法律は、10年で59兆円という道路整備計画を定め、特別会計でやると定めた法律だ。

3月末に福田首相が苦しまぎれに「道路財源の一般財源化」「道路計画は5年」と国民に約束をしたのに、この法律はそのまま通すと福田首相。言う事がチグハグで政権末期の様相だ。

2008年4月20日(日)ちょっと待って!橋下知事

橋下知事が提案した改革試案。どんでもないことが書いてある。
大阪府内で160ヶ所にある高齢者の街かどデイハウスは来年度から廃止。池上曽根遺跡の府立弥生文化博物館も廃止。小学校低学年の35人学級も廃止。時代の逆行だ。
難波にある大相撲の府立体育館も廃止。高齢者や障害者や乳児の医療費も負担増になる。記者会見で「お金のある人に負担してもらう」と言うが、そんな提案はない。
いま役所はどこでも苦しい時だ。昭和40年台に公務員になった戦後世代がとにかく多い。しかし、この世代が退職する十数年後には急速に財政事情は好転する。
一番苦しい時に、それぞれの自治体の工夫をし、国に対して自治制度の変更を求める。これが最近十年の知事の苦労だった。
橋下知事は一番安易な手段を取った。「収入に合わせた支出」とは聞こえがいいが、「国が認めていない住民サービスはみんな削る」という意味だ。国が大きく変わる時に、国と闘わず、国に白旗を早々と上げる。最近の若い人は解らない?!

2008年4月18日(金)後期高齢者医療制度は廃止せよ

4月1日から良くなったのはガソリンの価格だけ。小麦など食料品の一斉値上げがめじろ押しだ。

それだけではない。後期高齢者医療制度が始まって、4月15日からは75歳以上の高齢者の年金から保険料の天引きも始まってしまった。

この制度が理不尽なのは、一方的に年金から天引きするだけではない。75歳以上のお年寄りを治療した場合は、それぞれの治療ごとに保険点数が加算されずに、「まとめて支払う(包括支払い制)」になる。ていねいに治療しても支払われる医療費には上限がもうけられる。

これでは、「75歳以上は余命も少ないのだから丁寧な診察や治療はいらないと言っているのと同じだ。情けない高齢者イジメ、年寄り差別と言われても仕方がない。

あと15年後、団塊の世代が後期高齢者になった時の医療費が大変だから今から…ということらしい。他人事ではない。

2008年4月14日(月)暫定税率戻すなら、高速道路無料化に

自民党と福田首相は、どうしてもガソリンの暫定税率を四月末に元に戻す法案を通す気だが、簡単にはいかない。

ガソリン税の暫定税率を元に戻しても、今後十年間道路整備に使うことを定めた「道路整備特別措置法案」もまだ成立していない。これもまた五月に再議決をやるつもりだろうか。

しかしこれは、道路特定財源の一般化を宣言した福田首相の新提案と矛盾するし、再議決ばかりでは国会の秩序は維持できない。

結局話しあうしかない。もしどうしてもなら、暫定税率で「高速道路無料化」をやってしまうのはどうだろうか?「自動車ユーザーへの還元」でも筋は通っている。まあこれは「丸く治める」場合の話だが…。

2008年4月6日(日)福田内閣の支持率

福田内閣の支持率が、ガソリン税の暫定税率廃止後、さらに急落している。

読売新聞(4/1〜2調査)は、支持28.0%、不支持57.7%

フジテレビ(4/2〜3調査)は、支持23.8%、不支持59.0%

共同通信(4/4〜5調査)は、支持26.6%、不支持59.6%

毎日新聞(4/5〜6調査)は、支持24%、不支持57%

日本テレビ(4/4〜6調査)は、支持30.6%、55.7%

いずれにせよ、支持は25%前後、不支持は2倍以上の55%〜60%の間のようだ。国民の4人に1人しか支持せず、4人の内2人以上が支持していないこの内閣は一体いつまで粘るつもりなのか。国民は福田首相のサミットでの思い出づくりに、7月以後まで付き合わねばならないのだろうか。

民主党は頑固な反対党?

「民主党は反対ばかり」とのご意見も回っていると聞くことがある。ボクはこう考えている。自民党と民主党の政策の最大の違いは、霞ヶ関の官僚支配の政治と利権構造を変革すること。民主党は官僚の天下りや地方支配のために、税金のムダ遣いが少なくとも毎年15兆円以上あり、これを根本的に改革することによって、国民生活が第一であると当たり前の政治を実現しようということ。2つの政党の主張を足して2で割ればいいじゃないかと云う問題ではない、そう思う。

要するに毎年15兆円を越える税金のムダ遣いを廃止することができる政治権力を、国民の皆さんと一緒になって作らねば、現実の国民生活の様々な苦難を解決することはできない。一歩も引かず、正面突破の闘いをすべき時だとご理解いただきたい。

2008年4月5日(土)福田康夫という人

結局、福田康夫という総理大臣は財務省、旧大蔵省の官僚のいいなり人形なのだと思う。お父さんの赳夫首相は大蔵官僚だったが、康夫首相は民間企業の経験者だから少しは違うと思ったがそうではなかった。父の死後、二世議員としては遅れて政界に入った福田康夫の身の回りの世話をし続けてきたのは、おそらく大蔵省なんだろう。

日銀総裁の任命について、民主党は「旧大蔵省や財務省官僚の天下り先として日銀総裁ポストという慣例を打ち破る」と何度も宣言しているのに、武藤元財務省事務次官を提案し、二度目は田波元大蔵省事務次官を持ち出した。まるで「反対してくれ」と言っているようなもので、参議院で過半数を野党が占めている現実を無視した行動だ。そして「民主党が何を考えているか解らない」という始末では、「解らなければ辞めろ」と言いたくもなる。

「日銀総裁ポストは次は財務省が取る番だ。これは譲れない」と財務官僚にネジを巻かれた福田首相の財コン=財務省コンプレックスがある限り、政界の混乱は続く。

福田首相が暫定税率の期限切れ直前に宣言した「道路特定財源の一般財源化」もひょっとしたら「どさくさ紛れに国交省官僚が自由に使っている宝物の箱を奪い取って、年間6兆円を財務省の支配下に組み込んでしまえ」と財務官僚がささやいたのかも知れない。官僚たちは一枚岩ではなくて、内部では利権の奪い合いを続けているのだ。

だから、道路特定財源を一般財源化することが目標ではなくて、一般財源である税を官僚と族議員の利権のエジキにさせないことが目標なのだ。民主党の中にも、「一般財源化しさえすれば目的達成」のような意見もあるが、それは下手をすると財務官僚の手のひらの中で踊ることになる。用心したい。

2008年4月2日(水) 4月から、またUP小麦価格30%も!!政府には届かない国民の嘆きと怒り

年金はもちろん給料も増えない。売り上げも伸びない。しかし保険料など自己負担分は増え続ける。ガス代も電気料金も、国民年金保険料も4月から上がる。

4月から小麦製品のパン・うどん・カップめん…再値上げ?、お好み焼きは、餃子はどうなるのか…。

このほか原材料や飼料の値上がりで、みそ・しょう油・牛乳・バター…とありとあらゆる生活必需品が上がる。

政府は「これは自由競争だからないもできない、しなくてよい」とでも思っている。どうも政府幹部は、きびしい物価上昇の現実が本当に解っていないのだ。

他方で、携帯電話や大型テレビなどデジタル製品が値下げになっている。「プラス・マイナスでたいした影響は出ていない」と言うわけだ。情けない。これも政府の輸入偏重の食料政策の結果だ。

「民を救い、国を救う」のは政治の役割

あの完全競争主義者のブッシュ米大統領でさえ「国民一人7万円」の景気対策を決めた。が、福田内閣は「競走万歳」で何もしない。

だから民主党はガソリン税の暫定税率を下げて物価・景気対策をすべきだと決意し、4月から下げた。皆さんの力添えの結果だ。

もうみんな我慢も限界じゃないですか?「福田さん、もうええ加減にせえよ!」と大きな声をあげてください。08年、もう一つの日本を、民主党と共に創りましょう。

2008年4月1日(火)政府は増税の再議決をやめろ!

4月1日からガソリン税の暫定税率が廃止になった。野党ががんばって税率が下がる。これも初めての経験。国民の皆さんが去年7月に参議院で民主党に力を与えてくれたお陰だ。改めて感謝したい。

ボクはこの減税は一石三鳥の意味があると思っている。

@2兆6千億円の大衆減税として国民の生活にしみわたり、

A食料品をはじめとする生活必需品の物価上昇を抑え、

B官僚と族議員達が税金のむさぼるシステムを変える

  〜もう一つの日本への新しい一歩になる。

これから1ヶ月。官僚の天下りや道路利権を一掃する国会での活動が続く。国民と共に闘いたい。

自治体も不要不急な道路を見直せ

マスコミは、社会が混乱する、自治体が迷惑するという。国や社会の仕組みが大きく変わる時に少々の混乱はある。自治体の予算も少し混乱するが、自治体でも本当に必要な道路と急がなくても良い道路、不必要な道路を真剣に選択することだ。いい機会ではないか。

紀伊半島を一周する自動車道路があれば便利に違いないが、そのために、国民は何千億円の税金投入を覚悟すればいいのか。マスコミも道路・道路で情けない。

福田首相は期限切れ直前になって道路特定財源廃止を口にした。しかも来年の平成21年度からだ。この決断がもっと早ければ、一般財源化の法律も作れたし、道路計画も変更できた。

後になって「検討したがダメだった」でごまかす狙いが見え見えだ。

衆院での再議決!?再増税はさせない

ガソリン暫定税率に関する法律が参議院に送られたのが2月29日だから、4月29日には2ヶ月が過ぎる。衆議院で3分の2で「再議決」すれば、税率はまた元に戻る。

物価高や後期高齢者制度などさまざまな国民イジメが続いている。自民・高明両党は本気で再議決をするつもりなのか。

民主党など野党と国民世論が結束すれば阻止できる。

「混乱」の解決法はただ一つだ。

浪人中のボクが言っても説得力がないが、やはりできるだけ早く衆議院を解散し、総選挙によって国民の本当の信を問うべきだ。

2008年3月17日(水)そりゃないで!東国原知事

宮崎県の東国原知事のホームページで変な記事を見つけた。「県民フォーラム」(07年9月29日)の中に次のような発言がある。

僕は菅(すが総務大臣・当時)さんは個人的に好きだったんですよ。菅さんが、「ふるさと納税で東国原知事、ちょっと中央で議論してくれないか」と言われたんです。(中略)菅さんから「ありがとうございました」と僕がソウルに行っているときに直接電話が来ました。「知事、これでふるさと納税について国民の皆さんの理解を得た」ということでしょう。

その時に地方交付税交付金の補正係数というのがあるんですけど、「そこをちょっと見直しますから」と言われた。(中略)それが宮崎県に有利になるようになっております。それに、東九州自動車道の直轄事業の県負担分、26年まであと7年間で80億円払わなきゃいけなかったのを、事実上払わなくていいよということになったんです。(拍手)

名知事ではあるが分権の旗手ではない

道路特定財源は一定のルールではなく、大臣の胸先三寸で、自治体負担が3割になったり、ゼロになったりする。その結果、不必要な道路や駐車場がつくられ、天下り団体をふやすためのムダな事業が行われ、税金がタレ流される。

国の味方をする代わりに、宮崎県の負担をゼロにしてもらう。これは明らかにウラ取引だ。宮崎の知事として「ご立派」なのかも知れないが、少なくても国を変える地方分権の旗手ではないことは明白だ。

2008年3月12日(水)ガソリン価格を引き下げて物価上昇を止めろ!

2/29日、衆議院で新年度の予算案や4月からの予算関連法案を、自民党と公明党が強行採決しました。

民主党や野党4党は、イージス艦衝突事件、防衛次官汚職事件、道路財源をめぐる不正使用問題、国交省幹部職員の汚職事件など、すべての問題にフタをして、強行採決を行なった政府与党に、謝罪を求めています。

「ガソリン税を1g25円を引き下げて食料品の物価上昇を止めろ」「税金のムダづかいをもうやめろ」との国民の願いを実現するためには、ここが正念場です。どうかご支援・ご理解下さい。

JR阪和線や南海電車の高架=開かずの踏切対策工事や通学路の歩道整備、だんじり曳航にも便利な電線地中化や歩道の改良など、本当に必要な道路工事はたいへん多いのですが、国の約6兆円の道路予算は、「国民や自治体に必要かどうか」ではなく、「国の高級官僚の天下りに役立つかどうか」「与党の道路族議員が欲しがっているかどうか」を判断基準に、税金を使っています。

だから不要不急な1km当たり200億円もする高速を作ったり、ガラガラの地下駐車場を作ったりするのです。

民主党をはじめ野党と国民の皆さんが力を合わせれば、必ずガソリン税は下がります。税金のムダづかいを止めよう。

2008年3月10日(月)エッ!また!!小麦30%値上げ。春は値上げラッシュ

小麦の政府卸価格がまたあがる。実は去年10月に10%あがり、それが最近のカップラーメンやポッキーの値上げになった。

今度は、今年4月に何と30%も値上げすると、福田内閣が発表した。いつも大事なことを決断しない福田内閣の冷たい決断。

物価は上がるが、給料や収入は増えない。政府は「物価はそんなに上がっていない」と気楽だ。大型テレビや携帯使用料が大幅に下がっているからだが、年金生活者にとっては食料品値上げはズシッと痛い。

2008年3月3日(月)ガソリン税を25円/g引下げ 物価上昇止めろ!

2月29日、衆議院で新年度の予算案と、今後10年間ガソリン税の暫定税率と道路特定財源を続ける法案を、自民党と公明党が強行採決した。

ガソリン税を1g25円を引下げて、食料品の物価上昇を止めてほしい。国民の願いに政府はあっさりと背を向けた。しかしまだ参議院がある。民主党と逆転の参議院をご支援ください。

只今署名中です。国会にあなたの声を届けます。ご協力を!

2008年2月25日(月)道路特定財源の話 ホンとに呆れる税金のムダ遣い

「道路特定財源を廃止すると、地方の必要な道路ができなくなる」と政府は宣伝する。本当にそうか?違う!

国交省や財団法人の職員のマッサージ機やスポーツ用品に化けていたのは、まだかわいい方だ。本当のムダづかいはスケールが違う。

高知市のはりまや橋の近所の200台の駐車場。総工費は実に108億円。一台当たり5000万円。土曜の朝11時の買い物時間帯でも利用率2割。管理する財団法人には国交省から天下り役員が数名。報酬は年2000万円をはるかに超える。

長崎県佐世保市では8kmの高速道路に総工費1650億円。実に1km200億円の大判振る舞い。九州は自民党道路族が多いが、宮崎県だけは「有力議員」がいなかったのか?

道路特定財源を一般財源にして、国会でどの道路を、どんな予算で作るのか審議すればよい。困るのは天下り先を確保しようとする官僚と胸先三寸、サジ加減で利権をもらう族議員たちだ。

2008年2月18日(月)道路特定再現は、天下り官僚の巣窟・利権議員の金脈

JR阪和線や南海電車の高架=開かずの踏切対策工事や通学路の歩道整備、だんじり曳航にも便利な電線地中化やバリアフリー工事など、本当に必要な道路工事も多いが進まない。

他方で「道路特定財源だ」「道路特別会計だ」と言って、国会でも議論されずに、官僚や族議員の利権のために、不要不急な高速道路や駐車場を造る。

道路特定財源で別枠にされているからこそ、必要な道路整備ができないのだ。

2008年2月12日(火)ガソリン暫定税率は廃止すべきだ

ガソリンの暫定税率の廃止は、値上げに苦しむ国民を救済するだけではない。今の経済は、国民の消費不況が続く中で物価が上がる、最悪の方向に進んでいる。小泉・安倍政権で金持ちと一部の大企業に資金が集まり過ぎたためだ。

これを是正するのが本来の福田内閣の仕事だが、肝心なことは何もしない。官僚の天下りも、税金のムダづかいも何も改善されていない。政権交代しかない!つくづくそう思う。

暫定税率の廃止か?自治体の道路予算の削減か?と政府は迫っている。そう言われれば自治体の長は誰だって「反対」と言わざるを得ない。しかし民主党がめざしているのは、今の国の予算を全面的に組み変えることだ。とくに不急不要な道路やダムをドンドン造っている税金のムダづかいを廃止することだ。

これをやれば、連続立体交差の整備や通学路整備の費用も十分出てくる。いつまで馬鹿げたムダづかいを続けるのか。

2008年2月4日(月)府政改革への提言

新しい大阪府の知事に橋下徹氏が当選した。私たち民主党が推薦した熊谷さんは約100万票と善戦したが敗れた。

橋下新知事には、やっぱり心配がある。タレント橋下徹のこれまでの言動〜「徴兵制」や「核武装」など平和に反した言動や「売春ツアーはODA(開発援助)だ」「一夫一妻制にしばられない」などの人権感覚の危うさが府政に反映されることのないように見守り続けたい。

今後に向けて提言したい。

@天下りは大阪府にもある。「戦後生まれは天下らない」の基本を明確にして、原則廃止すべきだと思う。これは現職公務員にはつらい選択だが、もう仕方がない。

A大阪市と大阪府の二重行政の解消によって税金のムダづかいをなくし、効果を高める。例えば、大阪府大と大阪市大の統合によるパワーアップ、港湾局の統合、住宅管理センターの統合によるサービスアップ、ドーンセンターとクレオセンターの統合、水道事業の統合・・・。

B従来の各部各課の総合計画の全面見直し。知事決済も受けない「総合計画」が一人歩きして、ムダな公共事業が続いている。

C近畿州へ、府が捨て身のイニシアティブの発揮を!

D大阪府は公立高校が権威を維持している数少ない地域。これを破壊する教育改革には断じて反対。

2008年1月12日(土)山本議員お別れの会

山本たかし参議院議員の告別式が大阪市内の天満別院で行われました。当日は故人との別れを悲しむかのような霧のような雨が降る寒い日でした。会場には民主党の小沢代表、菅議員、鳩山議員ら民主党議員はもちろんのこと、あしなが育英会やがん患者の会、その他山本さんを慕う多数の人びとが集まりました。式中、奥さんが山本議員の手紙を読み上げる場面がありました。山本さんの人柄・業績はあげればきりはありませんが、この私たちに残してくれた手紙が一番山本さんを表していると思います。ここに哀悼の意を表し、その手紙を紹介したいと思います。
感謝のことば

謹啓

皆様には、これまで私の人生において公私ともにご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。お先に黄泉の国へ参らせていただきます。多大なるご迷惑をおかけいたしますこと、衷心よりお詫び申し上げます。

アメリカ留学で「死の教育(デス・エディケーション)」という学問領域に触れたのは1979年のことです。帰国後も研究を深めたいと思いましたが、交通遺児育英会や国会議員の仕事が忙しく、できませんでした。箴言家のフーコーは「人は太陽と死を直視できない」と看破しましたが、自分自身も、死と向き合う勇気がなく、本格的な「死の社会学」の研究から遠ざかってしまいました。

「良く死ぬとは良く生きることだ」と頭では理解していても、死の受容は難題です。しかし、がん告知を受けても、割りと冷静でいられたのは、「どれだけ長く生きるかではなく、どのように生きるか」を考えなければならないと、自分に言い聞かせたからだと思います。「一日一生、一日一善、一日一仕事」。そう言い聞かせて、新しい一日一日を重ねて参りました。

私が、あしなが運動を通して同志の皆さんと歴史に残る仕事ができたこと、また、国会議員として、薬害エイズ、臓器移植法、年金、介護保険、自殺対策基本法など、国会議員の先頭に立って厚生行政の推進に関与できましたことは、大きな喜びです。

特にがん対策基本法では、本会議で「がん患者」であることを公表し、皆様を驚かせることとなりましたが、法案も成立し、残された時間は、がん患者の先輩から引き継いだバトンを手に、がん医療の水準向上のために頑張らせていただきました。そう考えますと、がんに罹ったことも、本会議場での公表も、私に課せられた使命、天命のようにも思えます。これも、国会議員冥利に尽きるのではないかと思っています。ご期待に添えなかった政策課題もがん対策を始めたくさんありますが、どなたかが引き継いでくださることと確信いたしております。

戦後も六〇年以上が経過し、日本が再び誤った道に進もうとしているように思えてなりません。惨禍が繰り返されることのないことを、また、日本社会において、民主主義が定着することを願ってやみません。

末筆ながら、皆様のご健勝をお祈り申し上げます。大変幸せな充実した人生でした。みなさん、本当にありがとうございました。さようなら。

謹白
山本 孝史
山本たかし活動の軌跡

2008年1月8日(火)民主・社民・国民新党が大阪知事候補推薦を決定「熊谷さだとし」さんに期待

率直に言って、いま自民党・公明党の政府与党に応援された知事では本当の意味で、国民・府民のための改革はできない。しっかりと対案を持って国に当たれる人が必要。撲はそう思っています。

関西には最先端技術がたくさんある。液晶・プラズマ・ソーラー発電、逐電技術・・・東大阪では自前の人工衛星に挑戦している。一人勝ちの様相の東京都、愛知県は自動車、神奈川県はコンピューターが景気を引っ張っているが大阪はこれから。

太田知事が不出馬にいたった経過は実に残念だが、関西再浮上のために、いい時にいい人が決意をしてくれたと、ボクは思っています。

新年早々、また忙しくなりそうです。国政と府政をにらみながら、今年こそいい年にしたいものです。

2008年元旦2008年、元日によせて

新年おめでとうございます。今年は、政権交代によって国民の生活を立て直す総仕上げの年にと決意を新たにしております。

皆様のご期待に応えて精一杯の努力をいたします。どうか、民主党にたいしまして、今後とも、ご支援、ご協力の程、お願い申し上げます。

今年が皆様にとって、より良い年となりますよう、ご祈念申し上げます。