トップ > ノンセクション > 社会 > 飲食店が注目する「鯨ユッケ」

人気ランキング
東スポ芸能
東スポ本紙の芸能スクープ記事がスマホで読める!
国内3キャリア完全対応
詳しくはこちらから
アクセスはこちら!
http://g.tospo.jp/
QRコードQRコードをスマートフォンから読み取ってください


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

飲食店が注目する「鯨ユッケ」
2012年11月14日 14時00分

 もう鯨は高根の花じゃない!? 財団法人日本鯨類研究所の委託を受け、調査副産物の販売を行っている共同船舶株式会社が7日都内で、鯨肉原料の品見会を行った。

 かつて鯨肉は庶民の味として親しまれていたが、1988年3月に商業捕鯨を中断して以降、流通量が激減。鯨料理専門店や高級スーパーでしか手に入らない高級食材と化していた。

 ところが鯨の卸値は年々下がっているという。「赤肉と呼ばれる最も多くとれる部位では10年前と比べ、3分の1程度の価格に値下がりしています。地域差もありますが、赤肉100グラムあたり298~498円ぐらいの手ごろな価格になりました」とは広報担当者。

 昨年発生したユッケ食中毒事件を受け、生食用牛肉の新基準が取り決められ、今年7月からは牛のレバ刺しの販売が禁止されるなど生肉料理の規制強化が続いた。そのため、飲食店関係者は衛生面でも安心な赤肉を使った鯨ユッケに注目している。

「居酒屋チェーンの『はなの舞』さんが鯨ユッケを480円(税抜き)で出していて驚いたんだけど、思っていたよりも安く買えることがわかったし、味もいい」とは飲食店経営者だ。

 2年連続で調査捕鯨の捕獲頭数が減っているにもかかわらず、なぜ赤肉の価格が下落したのか?

「ベーコンなど希少部位はとれる量が少ないのであまり値段が下がっていないが、調査捕鯨当初に比べれば増産しているし、赤肉は生産量の約4割を占める部位で在庫に余裕がある。若い人に鯨食の習慣がなくなり、鯨肉に高級イメージがつきすぎたこと、流通販路が少ないことも関係している」(業界関係者)

 最近の研究では、鯨にバレニンという抗疲労成分が含まれていることが判明し、健康食材としても脚光を浴びる。鯨を食べられる飲食店が増えれば、日本の景気も“再浮上”するかも。




関連記事
  1. 五輪招致の切り札はAKBか
  2. テリー伊藤断罪「李大統領はアホですよ」
  3. 「維新入り」松浪議員すでに四面楚歌
  4. 野田政権「3億円サギ被害」疑惑
  5. キースとのコラボTENGA国内販売
  6. トクマ「尖閣でバーベキュー大会を!」
ピックアップ
【松阪記念】 香西咲が浅井ら地元勢を直撃!
17日に開幕する松阪競輪開設62周年記念「蒲生氏郷杯王座競輪」。東スポWeb特設ページで選手インタビュー&記者予想をお届けします。※スマートフォンからアクセスする場合はPC版ページをご覧ください

【連載コラム】山本功児 なんとなく幸せ
球界を代表する大スターたちとの出会いに恵まれ、現役時代に巨人とロッテで活躍。引退後には両チームで指導者も務めた山本功児氏(60)が、その半生を振り返る。

あの“キン肉マン”がホールに帰ってきた!
現在ホールで好評稼働中の「パチスロ キン肉マン ~キン肉星王位争奪編」を大特集。“運命の5王子”との闘いを勝ち抜くための情報をゲットしよう!

みこすり半劇場
11月17日更新

東スポ動画
12月28日に京王各競輪場で開催されるガールズケイリンのナンバーワン決定戦「ガールズグランプリ」。 第1回大会に出場が決まった小林莉子(東京)に意気込みを聞いた。
注目コンテンツ
開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載!

ビートたけし本紙客員編集長が審査委員長の独自の映画賞!

日本マット界の隆盛、発展を祈念し、東スポが制定したプロレス大賞です。

便利帳として使えるような、いろいろなコンテンツ・情報を提供します。