もう鯨は高根の花じゃない!? 財団法人日本鯨類研究所の委託を受け、調査副産物の販売を行っている共同船舶株式会社が7日都内で、鯨肉原料の品見会を行った。
かつて鯨肉は庶民の味として親しまれていたが、1988年3月に商業捕鯨を中断して以降、流通量が激減。鯨料理専門店や高級スーパーでしか手に入らない高級食材と化していた。
ところが鯨の卸値は年々下がっているという。「赤肉と呼ばれる最も多くとれる部位では10年前と比べ、3分の1程度の価格に値下がりしています。地域差もありますが、赤肉100グラムあたり298~498円ぐらいの手ごろな価格になりました」とは広報担当者。
昨年発生したユッケ食中毒事件を受け、生食用牛肉の新基準が取り決められ、今年7月からは牛のレバ刺しの販売が禁止されるなど生肉料理の規制強化が続いた。そのため、飲食店関係者は衛生面でも安心な赤肉を使った鯨ユッケに注目している。
「居酒屋チェーンの『はなの舞』さんが鯨ユッケを480円(税抜き)で出していて驚いたんだけど、思っていたよりも安く買えることがわかったし、味もいい」とは飲食店経営者だ。
2年連続で調査捕鯨の捕獲頭数が減っているにもかかわらず、なぜ赤肉の価格が下落したのか?
「ベーコンなど希少部位はとれる量が少ないのであまり値段が下がっていないが、調査捕鯨当初に比べれば増産しているし、赤肉は生産量の約4割を占める部位で在庫に余裕がある。若い人に鯨食の習慣がなくなり、鯨肉に高級イメージがつきすぎたこと、流通販路が少ないことも関係している」(業界関係者)
最近の研究では、鯨にバレニンという抗疲労成分が含まれていることが判明し、健康食材としても脚光を浴びる。鯨を食べられる飲食店が増えれば、日本の景気も“再浮上”するかも。
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