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　ロッテ・伊東勤新監督（５０）の「ヒゲ禁止令」に西武ＯＢから「あんたが言うな」と静かな抗議が起きている。

　１日から千葉県鴨川市で始まった秋季キャンプのミーティングで、伊東監督は「容姿ではなくプレーで目立つべき。一人の社会人としてヒゲや茶髪はよくない」とナインに注文した。

　これを報道で知った西武ＯＢが「かつて自分がノムさんに言われたことをなかったことのように言ってるアノ人は変」と物言いがついたのだ。

　というのも、西武監督時代の２００６年に年明けからアゴに熊のようなヒゲを蓄えていたのが、何を隠そう伊東監督だった。同年３月のオープン戦で楽天・野村監督（当時）のもとへあいさつに行くと「おい、なんやそのヒゲ。どこのゴロツキかと思ったわ」と口撃され、さらには「今年の西武の優勝はない」とまで言われたのだ。

　そんな過去を加味した上で、前出の西武ＯＢは「ロッテの選手はこれからが大変。（発言内容を紙面などで見る限り）要するに『自分のやりたいようにやる』と宣言しているようなもの」とも指摘。特に注意しなければならないのが、酒好きな選手だという。

　現役終盤には自らラベルをデザインした球磨焼酎（米焼酎）の「伊東」が発売されたほどだが、当の本人は全くの下戸。そのため「自分が飲まないから酒を飲む人が嫌い」（前出の西武ＯＢ）。実力が同じレベルの選手なら、酒飲みより下戸の方を信用する傾向にあるという。まだまだ船出したばかりのロッテ伊東丸だが、前途は多難！？