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米大統領 ガザ巡り各国と電話会談11月17日 11時49分
イスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマスとの衝突が激しさを増しているのを受けて、アメリカのオバマ大統領は、関係各国の首脳と相次いで電話会談し、事態の沈静化に向けた働きかけを強めています。
イスラエル軍は16日もパレスチナ暫定自治区のガザ地区を空爆し、これに対し、ガザ地区を実効支配するハマスもロケット弾で反撃し、この3日間で双方合わせて31人が死亡しています。
衝突の激化を受けて、アメリカのオバマ大統領は、16日、イスラエル、エジプト、そしてトルコの首脳と相次いで電話会談し、対応を協議しました。
ホワイトハウスによりますと、イスラエルのネタニヤフ首相との会談では「アメリカの援助で導入した防空システムによって、ロケット弾の多くを防ぐことができた」と感謝の意が伝えられたのに対し、オバマ大統領は、イスラエルの自衛権への支持を確認したうえで、双方の市民の犠牲に懸念を示し、事態沈静化に向けた方策を話し合ったということです。
また、エジプトのモルシ大統領との会談では、カンディール首相のガザ地区への派遣など、事態沈静化に向けたエジプトの取り組みを評価し、両国が緊密に連携していくことで一致したということです。国務省のヌーランド報道官も16日の会見で「エジプトはハマスに対し、一定の影響力を持っており、事態の沈静化に向けてかぎを握っている」と述べ、エジプトがハマスに対してロケット弾攻撃の停止を働きかけることに期待を示しています。
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