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武雄市が行政文書をネット公開

2012年11月17日

 ホームページを「フェイスブック」で運用する佐賀県武雄市は16日、市が管理する行政文書をクラウドサービス「エバーノート」を使って公開すると発表した。樋渡啓祐市長はフェイスブックに続いて、市の全職員にエバーノートのアカウントを登録させる。
 エバーノートとは、たくさんの情報をサーバーを使って管理し、検索機能を使って探し出せるサービス。
 市によると、これまで行政文書の閲覧には、市役所の情報公開請求窓口で閲覧申請する必要があったが、エバーノートに保存することで、個人のパソコンや携帯端末からアクセスすれば、時間や場所に関わらず、アカウントを持つ人なら誰でも、手続きなしで閲覧できるという。
 公開されるのは、戸籍謄本や住民票など個人情報に関わるものや、著作権に問題があるものを除いた、公開可能な文書に限る。決裁が終わった計画書や審議会の議事録、入札記録などで、一部に個人情報など公開できない部分が含まれる文書は対象外。具体的なルールは今後検討する。従来の情報公開請求は続ける。
 来年4月からのサービス開始を目指し、3月市議会に関連議案を提出する方針。

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