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中国が大型監視船投入へ 日本に圧力
11月16日 15時23分

中国が大型監視船投入へ 日本に圧力
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中国政府は、東シナ海での巡視活動に大型の海洋監視船を新たに投入すると発表し、沖縄県の尖閣諸島について領土問題の存在を日本側に認めさせようと、さらに圧力をかける構えです。

中国の国家海洋局は15日、3000トン級の海洋監視船「海監137」を上海に拠点がある「東海総隊」に配備し、近く東シナ海での巡視活動に投入すると発表しました。
中国政府は、日本政府による尖閣諸島の国有化に対抗して、海洋監視船を連日、周辺の海域で航行させていますが、その中では3000トン級が最も大きく、これと並ぶ規模の「海監137」をこの海域での活動に新たに加える可能性を示すことで、領土問題の存在を日本側に認めさせようと、さらに圧力をかける構えです。
14日まで開かれた中国共産党大会では「海洋資源の開発能力を高め、国の海洋権益を断固守り、海洋強国を建設する」という方針が提起され、国家海洋局の劉賜貴局長は「海洋強国づくりは世界の強国になるために必ず通らなければならない道だ」と強調しました。
15日に発足した習近平総書記をトップとする新しい最高指導部も尖閣諸島周辺での海洋監視船の活動を一層活発化させそうです。

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