「いつかはゆかし」 - もう、おなかいっぱいです その2
海外投資家の皆様、こんにちは。わんちゃいくんです。
そして、そこに第一の危険がありました。
説明がちょっと複雑なので、簡単に図を作りました。
1.アブラハム・プライベートバンク株式会社と海外投資をしたいと考えている人は、まずアブラハム・プライベートバンク株式会社と「投資助言契約」を締結します。
これはアブラハム・プライベートバンク株式会社から投資に関する情報を提供してもらう為に必要なものだとされています。
2.次にいくつか投資会社の商品を紹介されます。
アブラハム・プライベートバンク株式会社の規則を読むと、「お客様がお客様の意思で投資判断を行うものである」としています。
これはそうあるべきだと思います。
3.そうして情報を得たお客様は「紹介された商品」を契約するでしょう。
そうしたい人がお金を払って助言を得ようとするわけですから、当然の流れですよね。
しかし、ここでお客様は紹介してくれたアブラハム・プライベートバンク株式会社に対して「投資助言料を支払う義務」が生じます。
情報を受取る為に入会金を払ったのですが、それを利用するとまた別料金というわけですね。昔流行った竹の子剥ぎみたいですね。
4.で、私が見ていて最も首をかしげた箇所は、ここです。
一度投資を始めると、それ以上投資をする必要のない方は他の商品を紹介してもらう必要もないと感じられるでしょうから、それ以上投資助言料を支払う必要はないんじゃないでしょうか?
投資会社に預けた資金は投資会社によって運用されるのですが、なぜかアブラハム・プライベートバンク株式会社に対して投資助言料を支払い続ける義務があるのです。
しかも、契約投資資産額に対して0.945%です。
一定の料率で計算される為、投資を続けて資産が増えた場合にはもちろんその額に応じて投資助言料の支払額も増えます。
一般的には、増えていくのが前提で投資を行いますので、初年度に支払う投資助言料が一番少なく済むというトリックも垣間見えますね。
これは、年々増え続ける事実上の年会費と言えるでしょう。
もちろん、それでもいい人はそれでいいんですが、分かっててやってる人とそうでない人がいると、まずいですよね。
ではでは、わんちゃいくんでした。
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