http://abraham-bank.com/
富裕層に対するアンケートでは、「自分の資産は自分で管理する一方、実績のある投資マネージャの助言を受けながら個別投資案件を吟味したい」という声が強いということから、投資の助言に特化した会社ができたとのことです。
さて、気になるのは手数料ですが、初年度は「26.25 万円もしくは助言範囲資産額の 0.945% の何れか高い方」で、2年目以降は助言範囲資産残高の四半期毎 0.23625%(年換算 0.945%)だそうです。この手数料で、個人にとって最適なのは、26.25 万円が 0.945% に該当する場合ですから、助言範囲資産額は 2778 万円となります。この金額以下では、手数料が割高になってしまうということです。
乙の場合は、金融資産額がこの金額を越えていますから、利用する可能性があるということになります。
さて、では、0.945% の手数料を払ってここを利用することが望ましいことかどうか。このあたりが悩ましいところです。
この会社の WWW を見ていくと、FAQ があります。
http://abraham-bank.com/faq/?la=0006
その中に、次のような部分があります。
Q 投資顧問報酬ですが、これは一般的に見て高くないのでしょうか。
A 例えば、国内大手証券のSMAやラップ口座ですと、毎年、預かり残高の約2%前後の手数料がかかります。またスイスのプライベートバンクでも、預かり残高の1.3%の手数料が毎年かかることが多いです。
一方弊社では、初年度は投資助言資産残高の26.25万円または助言範囲資産残高の0.945%の、いずれか高い方を投資顧問報酬として頂戴しています。先の例と比較していただいても、低く設定させていただいていることがお分かりいただけるかと思います。
乙は、SMA やラップ口座は手数料が高すぎて、問題がありそうに思っています。
2006.10.11 http://otsu.seesaa.net/article/25246641.html
スイスのプライベートバンクは、乙は利用していませんが、1.3% をとるというのはやはり手数料が高いと思います。
アブラハム・プライベートバンク株式会社は、それに比べると良心的ですが、さて、0.945% を高いとみるか、安いとみるか。このあたりが判断の分かれ目でしょう。
この会社の WWW 内の資料を見ると、高利回りの金融商品が並んでいますが、これらは結果的にそうなったのであって、投資する前にこれがわかっていたかどうかといえば、やはり「わからない」のではないでしょうか。本当にこの会社が「わかる」ならば(1年で数十%上昇する金融商品を見分けることができるならば)、他人に投資助言するよりも、自分で資金を集めてきてそういう金融商品に投資する方がはるかに儲かりそうです。この会社は、それよりも助言範囲資産残高の 0.945%(あるいは 26.25 万円)を受け取る方がよいと判断しているわけですから、期待利回りはあまり高くないはずです。
やはり、投資にうまい話はないように思います。
こんなことを考えて、乙は、この会社に投資助言を申し込むのはやめることにしました。
2008.8.6 追記
この話の続きを
http://otsu.seesaa.net/article/104265383.html
に書きました。よろしければ、ご参照ください。
2008.8.15 追記
この話の続きを
http://otsu.seesaa.net/article/104762943.html
に書きました。よろしければ、ご参照ください。
2008.8.18 追記
この話の続きを
http://otsu.seesaa.net/article/104919231.html
に書きました。よろしければ、ご参照ください。
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ただ、ギャンブル性が高く、堅実に信託報酬が割安とか、アセットアロケーションやインデックス投資といった、近頃の守りの投資の方々からは無縁な話だと思っています。
基本的にはバブリーな人がお金の処分に困って投資する案件なのかなと思っています。
コメント、ありがとうございます。
なるほど、そういう会社だったのですね。
まあ、投資家によって投資の目的も様々ですし、自分の置かれた状況も違いますから、こういう会社に助言を求める人がいることもわからないわけではありません。
上記の御仁のコメント(ギャンブル性が高い)は正確じゃないと思われます。
私は元本確保型の案件を紹介してもらいました。
アブラハムさんが運用すればいいという説がありますが、それは運用業者の仕事。彼らは
様々な運用業者をセレクトする役目の助言業者という立場です。
外債についても為替リスクは残るわけで。
ただ、普通では手に入らない投資案件があるということが特色であるわけで、そこに関心があれば取引すればよいわけです。
私にとってはあえて0.945%+成功報酬などを支払ってまで投資しなくとも、FXや225先物、ETFなど、個人で有利な投資案件はいくらでもあると思っています。
上述のハンドルネーム「ゆかし会員」の方は勘違いされていると思います。上述の方が見た情報は、「ゆかしマネー」http://money.yucasee.jp/ のことではないでしょうか?
これはゆかし編集部のコンテンツでありアブラハムプライベートバンクの有料サービスとは異なる無料サービスです。
確かに、この有料サービスを使ったからと言って彼らがWEBで宣伝しているような高いパフォーマンスが今後も続くとは限りません。従って、0.9%の手数料がいくら野村證券や大和証券、スイスのプライベートバンクの手数料より安いと言われても、不安は残るのは事実です。
しかし、個人投資家の立場では入手できない商品・案件を手に入れるために0.9%の手数料を払うことの是非も検討に値すると思います。
私はロングオンリーではなくヘッジを効かせることでポートフォリオ全体のリスクを減らすという戦略なので、アブラハムに依頼して提案して頂いたコモデティティ http://money.yucasee.jp/hedgefund ファンドを30%程取り入れています。以前から元本確保型のマン・インベストメントAHLを保有していていて海外投資には慣れていたので、アブラハム社にはマンよりもリスクが低くリターンが高いファンドを頼みました。国際分散投資をここ数年心がけてきたのですが、今のように同時全面安の時代になりますと、相場下落時にでも利益がでるショート戦略やオルタナティブをポートフィリオに組み入れざるを得ません。そういう際に、自分の希望を伝えて商品を探してもらえ得るアブラハムプライベートバンクのサービスは使えると思います。通常、日本の個人投資家がアクセスできない商品の組み入れもできます。
乙様のETF、日経225ロングの戦略とは異なるかもしれませんが、年率7%を求めるのであればポートフィリオにオルタナティブを入れる必要があるでしょうし、総資産5000万円程度の小口投資家でもそれが可能になるのは、私の知る限りではPPB口座のように思えます。 以上 情報提供まで。少しでもお役に立てれば幸いです。
>しかし、個人投資家の立場では入手できない商品・案件を手に入れるために0.9%の手数料を払うことの是非も検討に値すると思います。
もちろん、乙は、そういう考え方で 0.9% の手数料を払う人がいることを否定しません。しかし、現在のところ、「個人投資家の立場では入手できない商品・案件」などというものがあるのでしょうか。
1件1億円以上の最低投資金額とか言われると、多くの個人投資家は投資できないと思いますが、しかし、その金融商品が、(100万円以下でも買える)普通の株や債券よりもずっと有利かというと、そうでもないかもしれません。
>アブラハム社にはマンよりもリスクが低くリターンが高いファンドを頼みました。
マンをどう評価するかも問題ですが、それよりも「リスクが低くリターンが高いファンド」があるならば、マン社のファンドを購入している人は全員ただちにそちらに乗り換えるべきです。でも、現実にそういう動きがあるとは思えません。ということは、「マンよりもリスクが低くリターンが高いファンド」は存在しないのではありませんか。
投資の世界では、ハイリスク・ハイリターンの投資先もあるし、ローリスク・ローリターンの投資先もありますが、ローリスク・ハイリターンの投資先はないものとされています。そういうものがあれば、みんながそこに殺到し、結局、ローリスク・ハイリターンでなくなるわけです。
また、投資顧問会社がローリスク・ハイリターンなファンドの存在を隠蔽し、その会社経由で申し込まなければ、ローリスク・ハイリターンのファンドに投資できないなどということはありえないと思います。なぜならば、そういうファンドがあったとして、そのファンドの運用会社は、何も、特定の投資顧問会社を経由して顧客を見つけるだけでなく、投資顧問会社を通さずに(あるいは他の投資顧問会社を通じて)、同条件で、多くの顧客を捜すことができます。よりたくさんの顧客を見つける方が運用資産額が大きくなり、運用会社としては儲かるという意味で、都合のいい話でしょう。
つまり、特定の投資顧問会社だけがローリスク・ハイリターンなファンドの存在を知っていて、それを顧客に紹介することで、手数料を得るというビジネス・モデルは成り立たないと思います。
あなたは「マンよりもリスクが低くリターンが高い」ことをどうやって確認しましたか。何年分のデータからそういえるのですか。
>国際分散投資をここ数年心がけてきたのですが、今のように同時全面安の時代になりますと、相場下落時にでも利益がでるショート戦略やオルタナティブをポートフィリオに組み入れざるを得ません。
このあたりは投資家ごとの考え方の問題です。
ショート戦略は、今のような相場下落時には利益が出ると思います。しかし、上昇相場のときはどうなるでしょうか。たぶん、損失を出すのではないでしょうか。
では、上昇相場になる前に、ショート戦略のファンドを売ればいいということになるでしょう。それはそうですが、一番の問題は、これから上昇相場になるのか、下落相場になるのか、その時点ではわからないということです。
>乙様のETF、日経225ロングの戦略とは異なるかもしれませんが、
私は日経225ロングの戦略は採っていません。
私のブログ中のどこにも、日経225に投資しているというような記述はありません。
ご確認ください。
>年率7%を求めるのであればポートフィリオにオルタナティブを入れる必要があるでしょうし、
あたかもオルタナティブを組み入れればリターンが上がるかのような響きがありますが、本当にそうでしょうか。乙は、かなり否定的な意見を持っています。
>総資産5000万円程度の小口投資家でもそれが可能になるのは、私の知る限りではPPB口座のように思えます。
スミマセン。PPB 口座とは何ですか。オフショア生命保険のことですか?
オフショア生保については、さまざまな問題があると思っています。
コメント深謝致します。端的にご回答申し上げることと致しましょう。
私も実は以前はインデックス投資命、ノーロード派で、国際分散投資をしているつもりが資金を減らしてしまったクチです。ですから乙様のご意見、よく理解できます。
まず、アセット・アロケーションと現代ポートフォリオ理論その他に関する共通の認識が乙様と私と読者にあることを本回答の前提とさせてください。
前提とすることは、3点あります。
第1点目
@ポートフィリオ理論
良いポートフォリオとは
=効率的なポートフォリオ
=効率的とはリターンを犠牲にせずにリスクをおさえること
=ポートフォリオ効率は、投資先の組合せ方次第
=組合せの決め手は、各投資先との「相関関係」
=値動きが違う、つまり負の相関関係にある資産を組み合わせることで、小さなリスクで大きなリターンを得ることが可能
上記の理論を議論の土台にします。
(詳しくは、ポートフィリオ理論の原文を
ご覧ください http://cruel.org/econthought/profiles/markow.html)
残り2点は、あまり一般の個人投資家に知られていないかもしれませんが、以下は金融・運用業界の実務的な常識です。
A低リスク・高リターンのファンドは存在するという事実。
シャープ・レシオその他の指標で見た場合に、ボラティリティの割には比較的期待リターンが高いファンドは存在します。
例えば、モーニングスターで投資信託を検索してみましょう。たとえば同じように『中国株に投資をするファンド』でも、それぞれの商品によって、シャープレシオやボラティリティが異なることが分かるでしょう。中国株インデックスに勝つものもあれば負けるものもあります。
http://www.morningstar.co.jp/fund/menu/rtn_rank.asp?RTN=m&FND=A
これは簡単に言えば「運用が旨い奴もいれば下手な奴がいる」ということです。
B優良な運用会社の優良な金融商品は、運用資産の巨大化を避けるという傾向。
運用資産額が巨大になるとパフォーマンスが下がるため、機関投資家及び富裕層にのみ投資を許可する運用業者がいるのは事実です。
なぜ運用業者が小口の個人投資家の資金を扱わないか。
それは、金融の世界では1円を預かるのも100億円を預かるのも事務の手間は同じですから、小口資金を扱うのは経済合理的ではないから。結果として小口投資家に到来する情報やチャンスは非常に限定的になるという現実があります。
これはあまり表で発言されることはありません(銀行と証券会社の本音だからこそ)
(続きます)
まず上記@ABを前提とした上でご回答を致しましょう。
以下、乙様のコメントへの返信です。
>1件1億円以上の最低投資金額とか言われると、多くの個人投資家は投資できない
同社HPにも一案件1億円などとは記載されていません。
私の場合ははじめはとりあえず1,000万円から投資できるファンドをオーダーしました。
これはアブラハム社をまずは小額から試してみただけであり、私の運用資産額は数億円以上あることを申し上げておきます。
>そういうものがあれば、みんながそこに殺到し、結局、ローリスク・ハイリターンでなくなるわけです。
優良な投資案件は、運用金額規模や投資家人数が限定・制限されています。
一般の投資家が殺到することはありませんし、チャンスや情報は誰にでも平等ではありません。
チャンスや情報が誰にも公平にあるという机上の空論「効率的市場仮説」はあくまで学説に過ぎません。現実世界では収益を上げている投資家もいればそうでは無い投資家もいます。
「行動ファイナンス学」の立場では、市場は効率的でもなく投資家は合理的でもないからこそ、常に「収益機会がある」というわけです。
この立場に立つのがジョージ・ソロス、ウォーレン・バフェット等の投資家達です。
個人投資家に人気のある「小説家の橘玲氏」は投資家間で「機会」と「情報」は平等であると謡いますが、現実には各投資家毎に取引コストや情報コストの差が残るのが現実であり多くの勝ち組投資家はその格差を利用して収益を上げています。
勿論、どちらが正しいかは神学論争ですからここでは議論を致しません。
(続きます)
ただし、もし仮に上記@ABについてご存知でない人がいるとしたら、その情報格差が判断格差となり、そしていずれは収益格差になるでしょう。
>そのファンドの運用会社は、何も、特定の投資顧問会社を経由して顧客を見つけるだけでなく、投資顧問会社を通さずに(あるいは他の投資顧問会社を通じて)、同条件で、多くの顧客を捜すことができます。
顧客を必死に探している運用会社は二流かもしれません。たとえば大量に宣伝をして銀行・証券会社等の販売業者の窓口で売られている「投資信託」は言い方が悪いですがあまり良い商品ではないでしょう。そういう意味では投資家は自分でよい案件を探せる能力が必要でしょう。
>あなたは「マンよりもリスクが低くリターンが高い」ことをどうやって確認しましたか。何年分のデータからそういえるのですか。
ファンドのデューデリジェンスを行う際には最低でも10年以上継続しているパフォーマンスに対して冷静に評価を加える必要があるでしょう。もしその能力やノウハウが無い場合にはそれらを有する機関を雇うのもよいでしょう。
>ショート戦略は、今のような相場下落時には利益が出ると思います。しかし、上昇相場のときはどうなるでしょうか。たぶん、損失を出すのではないでしょうか。
ポートフォリオの中でどの程度をショートにどの程度をロングにするのか。それこそがアセットアロケーションの巧拙です。
一番典型的な欧米のプライベートバンクが20億円以上の顧客に推奨するポートフォリオは、日本株を3%未満、米国株式を20%以上、コモディティ等を20%以上、そしてオルタタナティブを○○%・・・というバランスが主流であり巷の個人投資家向け書籍・雑誌に掲載されている「モデル・ポートフォリオ」とは大きく様相は異なります。
勿論、何が最上のポートフォリオかどうかは誰にも分かりません。
しかしロングオンリーや伝統的なアセットクラスのみのポートフォリオよりは安全なリターンになるでしょう。
こちらは現代ポートフィリオ理論の教科書通りの理解で実務的には問題が無いでしょう(上記@の通りです)
僭越ながら乙様へのアドバイスですが、
例えば、あるヘッジファンドはサブプライム問題の影響下でも1株当たり純資産価値の騰落率は2007年8月から60%超上昇しています。さらに過去10年以上のトラックレコードにおいて、アジア通貨危機、ロシア通貨危機、同時多発テロなど世界の金融市場が混乱に陥った時こそ卓越したパフォーマンス実績を残してきた点が評価できます。
彼らよりも運用業者(=投資家)として優れている個人投資家があまりいるとは思えません。
私は実際に以下のヘッジファンドをポートフォリオの中に入れていますhttp://money.yucasee.jp/hedgefund
以上 お役に立ちますと幸いです
再度、コメントいただいたので、乙からもコメントします。
>A低リスク・高リターンのファンドは存在するという事実。
もちろん、結果論として、そういうものが存在することは事実であり、誰でも確認することができます。
問題は、将来の低リスク・高リターンが期待できるファンドというのは、現時点では見極められないということです。
>B優良な運用会社の優良な金融商品は、運用資産の巨大化を避けるという傾向。
>運用資産額が巨大になるとパフォーマンスが下がるため、機関投資家及び富裕層にのみ投資を許可する運用業者がいるのは事実です。
>なぜ運用業者が小口の個人投資家の資金を扱わないか。
>それは、金融の世界では1円を預かるのも100億円を預かるのも事務の手間は同じですから、小口資金を扱うのは経済合理的ではないから。結果として小口投資家に到来する情報やチャンスは非常に限定的になるという現実があります。
これも認めます。
小口を避けるという意味で、たとえば、投資金額1億円(100万ドル)以上などという制限をつけることがあるわけです。
>>1件1億円以上の最低投資金額とか言われると、多くの個人投資家は投資できない
>
>同社HPにも一案件1億円などとは記載されていません。
乙の言い方が誤解を与えたかもしれません。乙は、アブラハム社が1案件1億円だというつもりで書いたのではありません。投資一般の話として、上記Bのように小口資金を扱わないため、たとえば1億円以上という制限をつけたりすることを指して書きました。
>>そういうものがあれば、みんながそこに殺到し、結局、ローリスク・ハイリターンでなくなるわけです。
>優良な投資案件は、運用金額規模や投資家人数が限定・制限されています。
>一般の投資家が殺到することはありませんし、チャンスや情報は誰にでも平等ではありません。
一般の投資家が殺到しなくても、多額の資金を運用する機関投資家が目をつければ豊富な資金が流れ込んでくるということでは同じことになります。
>>あなたは「マンよりもリスクが低くリターンが高い」ことをどうやって確認しましたか。何年分のデータからそういえるのですか。
>ファンドのデューデリジェンスを行う際には最低でも10年以上継続しているパフォーマンスに対して冷静に評価を加える必要があるでしょう。もしその能力やノウハウが無い場合にはそれらを有する機関を雇うのもよいでしょう。
なるほど。10年以上継続して良好なパフォーマンスを維持しているのがあるなら、それに投資する手はあるかもしれません。
乙が自力で調べた限りでは、そういうファンドはなかったので、投資していないというだけです。
なお、その場合でも、「評価」は自分が納得できるように自分で行うべきで、第三者機関の評価におまかせする気は起こりません。つまり、乙は第三者の評価機関をほとんど信頼していないということです。しかし、これは投資方針に関する話なので、あくまで自分自身はこう思うというだけの話です。
>一番典型的な欧米のプライベートバンクが20億円以上の顧客に推奨するポートフォリオは、日本株を3%未満、米国株式を20%以上、コモディティ等を20%以上、そしてオルタタナティブを○○%・・・というバランスが主流であり巷の個人投資家向け書籍・雑誌に掲載されている「モデル・ポートフォリオ」とは大きく様相は異なります。
20億円以上の資産のある人と、「巷の個人投資家」(たぶん1億円以下くらい)では、投資のしかたが違ってくるでしょう。
乙は「巷の個人投資家」のやり方を採用するしかありません。だって、20億円を保有していないのですから。
>しかしロングオンリーや伝統的なアセットクラスのみのポートフォリオよりは安全なリターンになるでしょう。
「安全なリターン」というのが理解できません。
「リスクが小さい」という意味でしょうか。
どちらがリスクが小さいかは何ともいえないと思います。神学論争かもしれません。
>例えば、あるヘッジファンドはサブプライム問題の影響下でも1株当たり純資産価値の騰落率は2007年8月から60%超上昇しています。さらに過去10年以上のトラックレコードにおいて、アジア通貨危機、ロシア通貨危機、同時多発テロなど世界の金融市場が混乱に陥った時こそ卓越したパフォーマンス実績を残してきた点が評価できます。
そういうヘッジファンドがあることは否定しません。しかし、そういう一見すばらしいファンドが一夜にして破綻することがあるのも事実です。これがハイリスクということ(の一つの意味)です。どれくらいハイリスクであるのか、わからないというのは恐いと思います。
まあ、そういう話が「巷の個人投資家」に回ってくることはないわけですから安心していていいのでしょうが……。
富裕層うんぬんなら他の方法がありそうなものだ。5年前から本社の居住地を何度か変え、どんどんダウングレードしているのもかなり台所事情が苦しいと思われるし、5年程度は所在地を変えないのが当たり前であろう。よりグレードアップした先に映るならわかるが。
このサービスはなかったことにし、投資家へのフォローもありませんでした。
その後に日本の未上場企業を買収して上場益を狙うという私募債の募集が始まりましたが、私は信用できずに申し込みませんでした。ネットの投資家の書き込みによると、そのファンドが償還されて9割近く損失発生したとか。
タイの保険会社買収で詐欺にあったとかいう話です。なんでタイなのかもわかりませんし、上場廃止になる国内銘柄を推奨する業者です。調査力も分析力もなかったのでしょう。
こうなる結果は見えていましたが、なにせ投資は素人なのに宣伝は上手な業者ですから、かなりな数の被害者が出ているのではと存じます。
面接時の社長の態度も最悪(まっすぐ座らない、面接者の目を見ない等々)で、言葉はいろいろと甘いですが、うまくいっている会社なのかなあ?という疑問を持ちますね。