1票の格差:10年参院選は「違憲状態」…最高裁大法廷

毎日新聞 2012年10月17日 15時22分(最終更新 10月17日 15時38分)

 「1票の格差」が最大5.00倍だった10年7月の参院選が違憲だとして全国の有権者が選挙無効を求めた17件の訴訟の上告審判決で、最高裁大法廷(裁判長・竹崎博允長官)は17日、定数配分規定を違憲状態と判断した。是正のための合理的期間は過ぎていないとして、選挙無効を求めた有権者側の上告は棄却した。最高裁が参院選を違憲状態と判断するのは、最大格差が6.59倍だった92年選挙に対する大法廷判決(96年)以来2度目。

 参院選について最高裁は、92年選挙の後に行われた5回の選挙では、5倍前後の格差を合憲と判断してきた。だが、格差が最大4.86倍だった07年参院選を巡る大法廷判決(09年)は合憲としつつ、「選挙制度の仕組み自体の見直しが必要」と抜本的な制度改革を国会に迫った。今回の訴訟では高裁判決17件のうち3件が違憲、9件が違憲状態としており、大法廷の判断が注目されていた。

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