ワカサギ釣り:榛名湖の舟釣り解禁延期 放射性物質検査、検体確保できず /群馬
毎日新聞 2012年09月02日 地方版
高崎市の榛名湖漁業協同組合(野口正博組合長)は、例年1日に解禁されるワカサギボート釣りを延期した。ワカサギの放射性物質検査に必要な検体が確保できなかったためで、昨年に続いて2年連続。
同組合によると、放射性物質の検査には最低でも計500グラムの検体が必要だが、8月29日の組合員らによる試し釣りでも1匹も釣れなかったという。例年通り、4月に8000万粒の卵を放流し、多数の稚魚を確認していたが、その後ワカサギを確認できなくなったという。
一方、赤城大沼ではワカサギから国の基準値を超える放射性セシウムが検出され、1日から釣った魚の回収を条件にボート釣りが解禁された。【増田勝彦】