講談社X文庫ホワイトハートから出版された小説の中に、同作者による他社刊行の作品と酷似した表現があると発覚。公式サイト上でお詫び文が掲載されています。
問題となったのは11月に刊行された「愛し姫艶戯 春嵐の王子に攫われて」(ゆきの飛鷹)の一部分。恋愛をテーマとした小説ですが、一部の読者から「濡れ場の文章が使い回しではないか」という指摘がありました。Amazonのレビューでも「確認してみたら、ティアラ文庫から出ている同作者の『韓なる花の恋がたり〜暗行御史の花嫁〜』の濡れ場と全く同じ文面でした」「人物とシチュエーションを書き変えているだけ」と☆1つの低評価が付けられています。
ホワイトハート公式サイトでは、作者のゆきの飛鷹さんが「本文の一部に、自身の作品であれ、他社からの既刊本と同じ表現を使ってしまい」と流用を認めた上でお詫び文を掲載。ホワイトハート編集部によると、フランス書院ティアラ文庫から出版されたゆきの飛鷹作品3作から同じ表現が見つかったとしており、現在加筆修正の重版を制作中。希望者には初版本と修正版の引きかえを行うという形で対応するようです。
Togetterにも反応がまとめられています。初めは「テキストデータが紛れたのでは」と半信半疑な人もいたものの、情報が揃ってくると「同じ文章のキャラ名だけ変えてある状態になってた」ことから、ミスや事故ではなく「がっつり流用したのがバレた感じじゃないか」という声が。まるで学生が苦し紛れに作るレポートのようなこの「コピペ騒動」に、複雑な心境を吐露するファンの声もあがっていました。
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