これは面白い取り組み。スキルとモノの交換ですね。
まかないプロジェクト
社食は持てないけど、知識はあります
Pairyなどを開発するタイマーズが面白い取り組みを行っています。
「まかないプロジェクト」は、レストランを経営している人を対象に、IT関連の知識を与える代わりに、まかないをもらっちゃおう、という主旨です。
COOの田和さんいわく、
創業したばかりのベンチャーって「社食」の為に何千万円もいきなり設備投資できないですよね…。ということで、「物々交換で社食って無理かな?」ということでこんな”社食オープンイノベーション(笑)”をインターンとともに実験的に弊社ではじめてみたものです。
ITベンチャーって言っても一中小企業で、地域の構成員なので、もう少し地域コミュニティと接点を持ってもいいのではと思っています。ですが、繋がり方となると「?」となるので、例えばお互いが納得し合う形で価値を交換しあうような繋がり方が出来ないかな…という1実験としてのプロジェクトです。
とのこと。素敵な試みですねー。ちなみに田和さんは「トーキョーよるヒルズ」のメンバーの方。同じ匂いを感じます。
オルタナSの取材記事によれば、「ウェブサイト(リニューアル)制作やソーシャルメディア活用のコンサル、ITを使ったPRのアイディア提供など」、かなり使える知識を提供してくれるようです。
六本木の飲食店を対象に、「まかない社員食堂」の参加店舗を募集しています。近隣でレストランを経営している方はぜひオファーしてみては。
まかないとIT技術・アイデアの物々交換を希望する飲食店を12月10日まで募集し、決定後から半年間プロジェクトが開始する。飲食店は提供されるIT技術と引き換えに、13時から16時の間、社員に対して期間限定の「社員食堂」のような形態でまかないを基本毎日提供する仕組みだ。
タイマーズ自体は数名の会社ですし、彼らが毎日利用したところで、それほど大きな金額にはなりません。第一線で活躍するプレーヤーのコンサルティングを受けられると考えると、けっこう安いでしょうね。
(サイト可愛い…)
タイマーズが開発するカップル向けモバイルアプリ「Pairy」も、人の温かみを感じさせる良いサービスなので、パートナーがいる方はぜひお試しあれ。