全文は日経産業新聞11月16日付に掲載しています。
日産、実るか東風人脈
中国共産党の習近平総書記(59)をトップとする新最高指導部が15日に発足した。反日ムードが続く中、中国市場で立ち往生する日本企業の中で特に新指導部を頼みしているのが日産自動車だ。日産が組む国有自動車大手、東風汽車集団(湖北省)は最高指導部に張り巡らせた人脈でアタマ一つ抜け出しており、日産の巻き返し戦略の追い風となりそうだ。
[News Edge面]
三井不動産レジデンシャル、EV対応マンション供給拡大
三井不動産レジデンシャルは電気自動車(EV)から建物に電力を供給する装置を備えた分譲マンションの供給を増やす。都心部を中心に、2014年以降に完成する物件の2割程度をEV対応にする。普段はカーシェアリング用として居住者が車両を利用し、非常時などに共用部の電源として使う。環境や災害時への対応を売り物に需要を開拓する。
[環境・新エネルギー面]
アライドアーキテクツ、台湾進出 SNS活用の販促支援で
交流サイト(SNS)を使った販促支援を手掛けるアライドアーキテクツ(東京・渋谷、中村壮秀社長)は台湾の企業向けにSNSの「フェイスブック」上でのキャンペーンを支援するサービスを始める。日本でのサービスを翻訳し機能はそのまま提供する。台湾はフェイスブック普及率が日本の約4倍にもかかわらず、企業の販促利用は日本ほど進んでいない。現地需要は大きいとみて1年で100社超への納入を狙う。
[デジタル・サービス面]
カーメイト、乳児席を運転中に見守り アプリ活用
カー用品を手掛けるカーメイトはチャイルドシートに座った乳児の様子を運転中に見守るシステムの開発にメドをつけた。カメラとスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)やタブレット端末用のアプリを組み合わせ、乳児の様子を画像で確認できるほか、認識機能によって「寝ている」といった情報を音声で運転手に伝える仕組み。早ければ2013年度中の製品化をめざす。
[自動車面]
ダイセル系、東南アで浄水用水処理膜に参入
ダイセル子会社のダイセン・メンブレン・システムズ(東京・新宿)は東南アジアで浄水用の水処理膜などの事業に参入する。現在タイを中心に販売している散水システムの販路を生かし、ダイセンの主力の水処理膜の市場を開拓。工場の需要を見込み、東南アジアでの同社の売上高を来年度にも現在の5倍の5億円に伸ばす方針だ。
[機械・素材・エネルギー面]
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