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石原前知事の側近登用に批判
11月15日 21時45分

石原前知事の側近登用に批判
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先月辞職した東京都の石原前知事が、辞職の当日に側近の特別秘書2人を、一定の報酬を払う都の専門委員に任命する人事を行ったことについて、15日に開かれた東京都議会で質疑が行われました。
議員側からは「本来なら知事と共に辞職するべきで、側近を残すような石原前知事の人事はあってはならない」などと批判が相次ぎました。

石原前知事は、辞職した先月31日、知事の政治的な活動を補佐する側近の特別秘書2人を、知事が指定する案件について調査・報告を行う、都の専門委員に任命する人事を行っています。
この人事について、15日に開かれた東京都議会の総務委員会では、都民の理解が得られないなどという批判が議員側から相次ぎました。
このうち自民党の川井重勇議員は、「本来、知事と共に辞職すべき特別秘書を専門委員に登用する石原前知事の人事は、側近を都政に残すようなもので、あってはならないことだ。専門委員の給与は公金で賄われており、そもそも専門委員にふさわしい人物かどうか検討されなければならない」と指摘しました。
これに対し、専門委員の人事を所管する知事本局の前田信弘局長は、「辞職する知事による専門委員の任命は、東京都だけでなく全国的にも例がないことから、慎重に検討したところ法的に問題はないと判断し、手続きを進めた」と答弁しました。

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