■ 安倍総裁、TPP交渉参加に前向き
自民党の安倍総裁は日本商工会議所の岡村会頭らと会談し、TPP=環太平洋パートナーシップ協定について、交渉参加に前向きな意向を表明しました。
「関税ゼロということを突破していく交渉力があるかないか、であります。民主党にはないのは明らか。私たちは違う。このことは、はっきりと申し上げたい」(自民党 安倍晋三総裁) 安倍総裁はこれまで、「例外なき関税撤廃」が条件のTPP交渉参加に反対との姿勢を示していましたが、15日のあいさつで、TPP交渉で関税撤廃の例外を設けることに自信を見せ、方針転換を図ったかっこうです。 また、安倍総裁は「国民の信を得た新しい政権がしっかりとした予算を組んで、思い切った補正予算を組むことが求められている」と述べ、大型の補正予算の必要性を強調しました。さらに、日銀の金融政策に関しては、「政権をとった暁には日銀と政策協調を行い、大胆な金融緩和を行っていく」と述べました。 「TPP推進に対して、強い交渉力を発揮していただけるということなので、大変心強く思います」(日本商工会議所 岡村正会頭) 会談後、岡村会頭はこのように述べて、自民党側の姿勢を評価しました。(15日13:46)
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