ミツバチの飼育で　女王蜂の羽を切れば、女王蜂が飛べないので　蜂が逃げないとの...

mands6161さん

ミツバチの社会性は一言で説明するのは難しいほど複雑ですがかなり省略して説明します。
結論からいうと、女王は一生飛べます。

ミツバチは春頃に新女王が誕生します。
そのころに新オス蜂も誕生します。
そのころに結婚飛翔といって、新しい配偶相手を捜して集団で飛翔するオスバチの群の中に新女王が入る形で交尾相手を決めます。

交尾後に巣に戻ると、女王が２匹またはそれ以上になりますよね？
そうして大所帯になったミツバチの世帯はおおよそ新しい女王が使い、古い女王は大勢（約半数）の家来を連れて新しい巣作りの場所を探すために群が分裂します。
これを「分蜂」と呼びます。
http://www.3838.com/mitsubachi_park/lifestyle/hixtukosi.html
養蜂家は、群が小さくなるので「分蜂」を嫌います。

つまり、スズメバチのように、１年１世代ではなく、旧女王は新女王に巣を譲るときは飛ばなくてはいけません。
すなわちミツバチの女王は一生羽を落としません。

羽を落とす話はアリ（女王アリ）ではないでしょうか？
私も女王アリが着地して羽を「ポロッ」といとも簡単に落とすのを見たことがあります。
この場合は、交尾した後に羽を落とすので繁殖には支障がありません。

補足

回答後にもう一度質問を読み返したらちょっと勘違いしてましたね。
そういうことでしたら分蜂時期前（新女王が出る前に）に旧女王の羽を切ってしまえば分蜂は起こらないかも知れません。
もちろん、旧女王も交尾後、精子を蓄えているのでまだまだ産卵可能。
でも、新女王候補同士も殺し合いの熾烈な戦いをするそうなので、女王が２匹になって、旧女王が出ていけない物理的な状況というのが、蜂たちにとってどういうことを意味するのかはやってみないと分からないですね！

....私的にも面白い考察です。