Eriko Tatsuno (龍野恵里子)1979年10月生まれヒプノバーシング® インスティテュート公認
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こんにちは。”お産をもっとハッピーに!” |
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- 龍野恵里子(Eriko Tatsuno)プロフィール
- 法政大学法学部法律学科卒業。
- バークリー音楽大学現代作編曲科卒業。
- ヒプノバーシング® インスティテュート公認 ヒプノバーシング® プラクティショナー
- 全米催眠士協会(NGH)公認 ヒプノセラピスト
- 日本におけるヒプノバーシング®のパイオニア
- 2009年マサチューセッツ州、マルボローにて行われた米国催眠士協会(National Guild of Hypnotists)全国大会にて、インターナショナルセラピストの、注目される若手インターナショナルヒプノセラピストの一人としてインタビューを受ける。※『ザ ジャーナル オブ ヒプノティズムの2010年12月号に、インタビューの記事が掲載されています。
- また、同全国大会にて、ヒプノバーシング®(Hypnobirthing®)の創始者、マリー • モンガン氏のクラスを受講し、目から鱗が落ちるほど、真の出産の意味とそのあり方に深く感動し、ヒプノバーシング®を日本の妊婦さんに届けることを決意し、米国ヒプノバーシング®協会(HypnoBirthing® Institute) にてヒプノバーシング®を学び、2010年4月、公認プラクティショナーとなる。
- 東京都大田区にて、ヒプノセラピーサロン『ヒプノドコロ』を運営。
- ヒプノバーシング®プラクティショナーとして、妊婦さんとそのパートナーにプログラムも教えている。
- ※ヒプノバーシング®ジャパンは米国ヒプノバーシング®インスティテュートと公式に提携し、『ヒプノバーシング®モンガンメソッド』の日本における質の維持、向上及び普及に携わっています。
- ヒプノバーシング® ジャパン代表
- ヒプノセラピーサロン『ヒプノドコロ』代表
- 作編曲家、シンガーソングライター
- ※『ザ ジャーナル オブ ヒプノティズムの2010年12月号に、インタビューの記事が掲載されています。
- ヒプノバーシング®プラクティショナーになった理由(ショートストーリー)
- ここで、私と『ヒプノバーシング』との出会いをご紹介いたしましょう。
- 実は私自身、『ヒプノバーシング』という存在を知ってすぐ、その魅力に気付いたわけではありません。
- NYでヒプノセラピーを学んでいた際、先生として親身になってヒプノセラピーのノウハウを教えてくれたモーリンがヒプノバーシング®プラクティショナーであることはずっと知っていました。
- ところが、私は当初全く興味がありませんでした。
- というのも、ヒプノセラピーというのは、ヒプノシス(催眠)を使ってセラピーを行うわけですが、この催眠といのは本当に万能で、精神的な麻酔として使えることを知っていたからです。
- 「ヒプノバーシングって、ようは出産の時に麻酔がかかったように催眠をかけて、結果痛くない出産ができるってことでしょ。」と勝手に間違った解釈をしていたのです。
- コンベンションに向かう道中、先生のモーリンと、マークの車の後部座席に揺られていると、ヒプノバーシングの話題が上がりました。
- 私は、「ヒプノシス(催眠)は、麻酔のように出産の陣痛も無くしてしまえるなんて、やっぱり凄い。」と、トンチンカンなことを言いました。
- すると、モーリンは、
- 「エリコ、何を言っているの?出産っていうのは、元々痛くないものなのよ。」
- と言うのです。
- 私は驚いて、
- 「え?それはどういう事?出産って痛くて苦しいものでしょ?」
- と聞き返しました。
- すると、モーリンは、
- 「それこそが思い込みなのよ。その思い込みがなくなれば、本来の姿に戻ることができるのよ。本来の出産は痛くないのよ。女性の体は素晴らしくつくられているの。」
- と言いました。
- 私は、まだモーリンの言葉が信じられず、
- 「ヒプノバーシングって、ヒプノシス(催眠)を精神的麻酔として出産に使って痛くなくするってことじゃないの?」
- と聞き返しました。
- モーリンは、はあっ...とため息をついて言いました。
- 「あなた、動物が苦しんで叫びながら出産しているところを見た事がある?」
- 私は、実際に見た猫やイヌの出産、そしてテレビで見た様々な動物の出産を思い出しながら、自分が今までどんなに大切なことに気付いていなかったか、ということをジワジワと認識し始めました。
- 「まさか!?出産が痛いっていうのは、私たちが痛いって思っているから痛くなってしまっているってこと??そんなバカな?」
- 私は自分の心の中のざわめきを隠せませんでした。
- モーリンは、フフフと笑いながら、
- 「エリコがどうして今までヒプノバーシングに興味を持たなかったのかが、今やっとわかったわ。丁度よかった。今から行くコンベンションでヒプノバーシングの創始者、マリー•モンガンのショートクラスもあるから、参加したら?」
- と提案してくれたのです。
- モーリンの助言に助けられ、マリー•モンガンのショートクラスを受講した私からは、目からボロっともの凄く大きな鱗が落ちたようでした。
- 『出産』というものを『痛くて辛い』とネガティブに捉えて来た私は、『出産』は100%ポジティブなものであるということに衝撃を受けました。ショートクラスの最後に見た穏やかで笑顔に満ちた実際の出産の映像は、私を納得させるのに十分すぎる説得力を持っていました。
- そして、丁度その10年ほど前に、法政大学在学中、夢中になって学んでいた『女性学(フェミニズム)』とピピっと繋がり、私の中で10年間解決されることのなかった謎が溶けたのでした。これに気付いて以来、それまでは痛くて辛かった生理痛とも縁を切る事ができました。縁を切るどころか、生理を一ヶ月の自分を癒し、休める時間として有効的に利用することで、美容や健康にも活かしています。
- 本当は、私たち女性は毎月生理があって、ラッキーなのです。生理も含め、妊娠や出産、といった女性特有の生理現象を私たちの近代文明は否定的に捉える傾向があります。
- 初潮が来るとお赤飯を炊いたりする風習が残っているので、昔はもっと肯定的に捉えていたはずですが、今は違います。
- 毎月生理が来て喜ぶ人は中々いません。
- それどころか、生理なんてめんどくさい、なんか汚い、痛くて辛い、等ネガティブだらけです。
- 妊娠は、赤ちゃんが出来た!と喜びますが、出産はやはり、痛くて辛い、怖い、超えなくてはいけない試練等、やはりネガティブです。
- 女性として生まれてきているのに、普通の女性の普通の生理現象を肯定的にではなく、否定的にしか捉えることのできない文化というのは、女性には辛いものです。
- ある意味、常に自己否定していないといけないわけですから。
- ですが、生理も出産も痛くなく、女性を豊かにするためのものだとしたら、どうでしょう?
- 女性としての生理現象が全て素晴らしいものだとしたら、どうでしょう?
- 話は全く違ってくるのです。
- 「そうか!本当の出産の姿は隠されていたんだ!だから、理解することができなかったんだ!」
- 「出産は、やさしく穏やかにできる。自然の叡智と交わることのできる素晴らしい崇高な能力なんだ。だから、隠されていたんだ。」
- 女性が抑圧されてきた本当の理由は何なのか?10年間悶々としていた問いに、答えを返すことができた私の気持は、中々文章では現せませんが、とにかくもの凄いブレイクスルーだったのです。
- 自分も必ずヒプノバーシングで優しく穏やかで心地の良い出産をしよう!と心に誓いました。それと共に、自分の中に深く眠っていた赤ちゃんの時の記憶が、「私もヒプノバーシングの赤ちゃんみたいに、愛に包まれてゆったりと生まれて、生まれた後もずっとお母さんの胸の中で抱かれていたかった」と感じていることにも気付きました。
- 私の母のお産は医療介入のない経膣分娩でしたから、そんなに強烈なバーストラウマがあったわけでは無いですが、それでも、やっぱり悲しかったり、寂しかったり、苦しかった記憶を思い出しました。この世界に新しく生まれてくる赤ちゃんのためにも、やさしく穏やかで愛に満ちた出産が必要であると、強く感じた瞬間でした。
- 以上が、私がヒプノバーシングと出会い、ヒプノバーシング®プラクティショナーとなるまでのストーリです。ヒプノバーシング®プラクティショナーとして活動する今、全ての女性が素晴らしい出産ができる世の中になるように、皆様を心から応援し、サポートできる存在であれるよう、日々努めてまいります。