中国共産党の第18期中央委員会第1回全体会議(1中全会)が15日、北京で開かれ、習近平(シーチンピン)・国家副主席(59)が党総書記に就任した。総書記を退いた胡錦濤(フーチンタオ)氏(69)は党中央軍事委員会の主席も退任し、習氏が同主席に就任した。10年間に及んだ胡・前総書記を筆頭とする指導体制に代わり、人口13億人の大国を率いる習・新体制が発足した。
最高指導部である政治局常務委員のメンバーも今までの9人体制から7人に減員されて選出された。
新常務委員には序列順で、習氏に続き、李克強(リーコーチアン)副首相(57)▽張徳江・重慶市党委書記(66)▽兪正声・上海市党委書記(67)▽劉雲山・党中央宣伝部長(65)▽王岐山(ワンチーシャン)副首相(64)▽張高麗・天津市党委書記(66)が選ばれた。王氏は、党員の不正を取り締まる中央規律検査委員会書記にも選出された。