近事片々:決めぜりふが欲しかった
毎日新聞 2012年11月15日 12時20分
思わぬ伝家の宝刀、きらり。すかさずニヤリ「受けて立つぜ」ぐらいの決めぜりふが欲しかった、安倍さんに。「約束ですね、よろしいですね」では。
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「遅咲きの大輪」森光子さん。かつて病を得て、代役話が耳に入っても「やれるもんならやってごらんなさい」を胸に、舞台を守り通したという。
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民主若手の「金魚」たちもそう念じて泥水に飛び込み、水槽では開かぬ大輪を目指せ。
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習さん、時間ですよ。「下放」の辛苦体験が、よき大輪の花につながるよう願う。
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<鯛(たひ)の骨たゝみにひらふ夜寒かな> 室生犀星