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中間貯蔵施設 大熊町に調査を要請11月14日 15時5分
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除染で出た土などを保管する中間貯蔵施設の建設を巡って、14日、環境省の園田副大臣が、候補地の1つである福島県大熊町の渡辺町長と会談し、建設に向けた現地調査を要請しましたが、町側は調査の受け入れに慎重な態度を示しました。
福島県内の除染で出た土などを一時的に保管する中間貯蔵施設の建設を巡って、環境省は、ことし8月、福島県の大熊町、双葉町、楢葉町に合わせて12か所の候補地を示し、建設に向けた現地調査を要請しましたが、地元の反対は大きく協議は難航しています。
環境省は、12日、福島県と協議し、県側が初めて現地調査が必要だという認識を示したことから、環境省は候補地の自治体との会談に乗り出しました。
14日午前中、環境省の園田副大臣は、大熊町の町役場の避難先である会津若松市で渡辺利綱町長と会談しました。
会談は非公開で行われ、関係者によりますと、環境省側は施設の安全性などを説明したうえで、改めて現地調査を要請したということですが、町側は議会などと協議する必要があり、受け入れには慎重な態度を示したということです。会談のあと、渡辺町長は「これまで不明確だった部分の説明があったので、前に進んだ部分はある。現地調査をしないと分からない部分もあると思うので、今後どのように取り組むべきか協議したい」と述べました。
環境省は、今後、候補地となっているほかの自治体なども回り、現地調査への理解を求めたいとしています。
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