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名古屋市営バス 居眠りの客気付かず車庫へ
11月13日 14時7分

12日夜、名古屋市の市営バスで終点に着いた運転士が、居眠りをしている女性客に気付かないままバスを車庫に入れ、女性客が2時間半にわたってバスに閉じ込められました。
市の交通局は女性に謝罪するとともに、再発防止を徹底したいとしています。

名古屋市交通局によりますと、12日午後11時すぎ、名古屋市の市営バスが終点のバス停に到着した際、運転士が居眠りをしている女性客に気付かず、そのまま午前0時前に市内にある営業所の車庫に入ったということです。
その後、バスに閉じ込められたことに気づいた女性客がバスの窓をたたき、およそ2時間半後に当直の職員が気付いて、バスから出ることができたということです。
女性客はけがなどはなく、謝罪を受けてタクシーで帰宅したということです。
交通局によりますと、運転士はバスが終点に着いたときには、乗客が全員降りたかどうかや忘れ物がないかなどを確認することになっていますが、このバスを運転していた56歳の運転士は、「ミラーで後方の確認はしたものの、座席を見て回る点検は行っていなかった」と話しているということです。
名古屋市の市営バスでは、去年1月にも客1人がバスに閉じ込められるトラブルが起きていて、交通局は、「去年のトラブルで指導したつもりだったが、意識が薄れていると思われるので、再度指導して再発防止を徹底したい」と話しています。

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