橋下氏「人生１回こっきりの大勝負」

　日本維新の会代表の橋下徹大阪市長（４３）は１４日、野田首相が１６日に衆院を解散する意向を表明したことについて市役所で記者団に「いよいよですね。準備はできていないが、言い訳が通用する世界じゃない。人生１回こっきりの大勝負。自分の持っている力をすべて出し尽くしますよ」と決意表明した。

　「第三極」結集に向けての協議は始まったばかり。「もう間に合いません」と弱気な言葉も飛び出したが、引き締まった表情で「あくせくしても仕方ない。政策をきちっと打ち出して王道を歩むしかない」と開き直った。

　とはいえ“維新単独”で選挙戦に臨むことには否定的だ。太陽の党・石原慎太郎氏（８０）については「僕らは若さとエネルギーの突撃部隊。石原さんには総大将として知識と経験不足を補ってもらいたい。最後の最後まであきらめず協議していきたい」と、石原氏との協力関係を模索していく考えをあらためて強調した。

　一方、日本維新の会の松井一郎幹事長は、１７日に発表を予定する次期衆院選の第１次公認候補に関し、８０人以上になるとの見通しを明らかにした。府庁で記者団に「８０人は超えたい」と意欲を示した。１次公認には、みんなの党から参加した小熊慎司氏ら参院議員３人のくら替えのほか、山田宏前東京都杉並区長、大阪維新の会所属の地方議員３人も含まれる。

（2012年11月15日06時02分  スポーツ報知）

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