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復興の課題を発信 福島で市民会議11月11日 15時1分
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東日本大震災と原発事故から1年8か月の11日、福島市で市民の立場から復興の現状や課題を話し合い、世界に発信していこうという会議が開かれています。
「ふくしま会議」と名付けられたこの会議は、福島県の復興の現状や課題について自由に話し合う場を作ろうと市民団体が企画したもので、去年に続いて2回目の開催となりました。
3日間の日程の最終日の11日は、参加した市民が除染や健康・医療など4つのテーマに分かれて話し合っています。
このうち除染をテーマにした会議では、50人ほどの市民が参加しました。
参加者からは、「住宅地だけを除染しても、森林の除染を続けなければ、また放射線量が上がるのではないか」とか、「国がさまざまな除染の方法を認め、効果や費用などを検証できるシステムを作るべきではないか」といった意見が出ていました。
11日の会議はインターネットでも中継され、主催した市民団体は会議の内容をまとめ、今後、行政機関などに提言することにしています。
会議を主催した市民団体の赤坂憲雄代表理事は、「復興が進まないなかで、県民はいらだちを感じている。復興を進めるためには、多様な意見一つ一つに耳を傾けていく必要がある」と話していました。
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