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宮城・石巻 支援に感謝し海産物販売11月11日 21時7分
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宮城県石巻市でこれまでの支援に感謝して海産物などを販売する催しが開かれ、地震が起きた午後2時46分にあわせて店主や買い物客全員で黙とうし、犠牲者を悼みました。
この催しは、復興の現状と支援への感謝を多くの人に伝えようと、宮城県の石巻市と東松島市、女川町の商工会や青年会議所などで作る実行委員会が開きました。会場には、3つの市と町の合わせて36の鮮魚店や水産会社などが海産物を中心に店を並べました。
このうち、津波で叔母を亡くした佐藤好行さんが営む海産物店では、クキワカメの詰め放題のコーナーで、買い物客が20センチほどの袋の中にワカメをあふれんばかりに詰め込んでいました。
そして、地震が起きた午後2時46分にあわせて、会場にいた店主や買い物客全員で黙とうし、犠牲者を悼みました。このあと、被災地で生活している子どもやお年寄りが将来の夢を書いた紙をつけた風船200個が一斉に空に放たれました。
佐藤さんは「叔母はこうしたイベントに出店するたびに手伝いに来てくれたので、きょうも叔母のことを思い出しました。石巻のおいしい食材を多くの人に知ってもらい、頑張って家業を震災前の状況に戻したいと思います」と話していました。
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