サッカー日本代表:本田圭佑 試合後は無言…6戦連続ノーゴール
2012年11月15日
◇W杯アジア最終予選B組 日本2−1オマーン(2012年11月14日 マスカット)
悔しさが充満していた。トップ下と1トップの1人2役をこなした日本代表の本田圭佑は試合後、無言で取材エリアを通り過ぎた。今回のW杯アジア最終予選では5試合目で初のコメントなし。アウェーで勝ち点3を奪っても、自身の国際Aマッチ6戦連続無得点が許せなかった。
オマーンは今予選でホーム無敗を続けていた。本田は「誰も勝っていないなら僕たちが勝ちたい」と意気込んでいた。トップ下で先発し前半24分には左足でゴールを狙った。後半19分からは1トップにポジションを移し、同21分には絶妙なヒールパスで清武のシュートチャンスを演出した。
だが全体的に運動量は少なく、珍しくパスミスやボールロストの場面も目立った。11日夜に気温5度のロシアからしゃく熱の地・中東へ移動。「暑さは味方でも敵でもない。順応していかなければ」と話していたが、3日間では対処しきれなかった。不完全燃焼の90分間だった。
来年3月のヨルダン戦に勝てばW杯出場が決まる。“持ってる男”の真価を発揮したい。(スポニチ)