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なでも
2007/08/28 03:08
で、このような文献を引用しまくった意図はなんですか?
noraneko7
2007/08/28 14:26
どんな分野であっても、
「東中野修道」は普遍的に存在することを
証明したかったのでは?
sarabande
2007/08/29 04:26
いわゆる「ニューハーフ」と上川あやさん的な「MtF」は直感的に違う存在だと思っていました。
一連の羅列記事でその辺のもやもやがスッキリしました。
MTFAG
2007/08/29 23:26
anno先生翻訳ありがとうございました。遅レスすみませんm(_ _)m
要約されている内容が正しいと仮定して、Baileyの主張の流れは確かにあまりにも強引な部分が多いように感じました。けれども、同性愛型のTSと自己愛的なTSがいるという事実の認識そのものは、それほど極端でないような気がします。
ただ、最終的にTSは望みの性に似るように手術されるべきではない、という結論を導くためには、手術したけれど幸せになってないとか、より苦しんでいるとか、そのようなデータが必要かと思いますが、要約を読む限りそのような話しは出てきていません。勿論、ゲイやレズビアンより手術を必要とするTSの方が社会的な負担は大きいので避けられるならさけた方がいいでしょうが、彼の主張を認めるためには、手術を回避して(2通りのTSに別の対処を施して両方とも)幸せになったという多くのデータが必要な気がします。
さらに、仮に同性愛型TSと自己愛的なTSという区分ができるとして、それらの性別移行後の満足感に、統計的な差はあるのでしょうか?私は、移行後の幸福感は、もっと想像力や、現実対処能力、それこそパス度など、別の因子に依存するような気がします。
以上の理由から、Baileyの主張には賛同しません。
ただ、批判するなら、客観的事実や、反例をもってするべきであって、根拠のない中傷でそれがなられるべきではないと感じました。
azami
2007/08/31 03:39
MTFAGさん>最終的にTSは望みの性に似るように手術されるべきではない、という結論を導くためには、手術したけれど幸せになってないとか、より苦しんでいるとか、そのようなデータが必要かと思いますが、要約を読む限りそのような話しは出てきていません。
:このようなデータはもうあります。しかも,1)SRS後満足した,2)その後の生活の質はあまりよくない,3)満足したと言っているけど詳しく聞くとかなり生活上の不自由があって幸福でない,4)1-3)のいずれかだけど後悔はしていない,5)後悔している,などいろいろです。
中村美亜さん著の「心に性別はあるのか?」は,比較的3)の立場で書かれ,そのような文献がたくさん集められました。
そもそもジョン・ホプキンスのジェンダー・クリニックが中止されたのは,SRSの予後が良くないというたった13例のMTF論文のせいでした。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/sites/entrez?Db=pubmed&Cmd=ShowDetailView&TermToSearch=3729700&ordinalpos=2&itool=EntrezSystem2.PEntrez.Pubmed.Pubmed_ResultsPanel.Pubmed_RVDocSum
しかし,そのような悲観的なデータが事実なら,みんなは学習してSRSの希望者が減る筈なのにそうなっていないようです。
またホプキンズのプログラムが中止後,全米にジェンダークリニックが作られむしろ拡散していきました。
そして,上記の関連論文は,158あります。(関連の薄いのも混じっています)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/sites/entrez?Db=pubmed&DbFrom=pubmed&Cmd=Link&LinkName=pubmed_pubmed&LinkReadableName=Related%20Articles&IdsFromResult=3729700&ordinalpos=1&itool=EntrezSystem2.PEntrez.Pubmed.Pubmed_ResultsPanel.Pubmed_RVAbstractPlus
アン・ローレンスはautogynephilia(AG)でベイリーと一緒に叩かれるけど,ベイリーと異なりAGはSRSの正当な理由だと主張しています。
DSM-IV-TRには非常に短いけどAGに関する記載がGIDのtextの部分にあります。
結局,ベイリーや美亜さんのようなへそ曲がりでない限り,SRSは正当な医療と思えます。
それらに関するより広汎な歴史的記述は,パトリック・カリフィアの「セックス・チェンジ」が参考になります。
MTFAG
2007/08/31 09:35
azami様
いろいろありがとうございます。
実は私がまだGIDの診断か確定する前、過去にここ?で紹介されたアン・ローレンスの論文を持ってジェンダークリニックで自分の違和感を説明したことがあります。
本旨からはずれますが、私はautogynephiliaは、通常の女性の性嗜好と大きな違いはないのではないかと思っています。例えば、MTFレズビアンと公言していた方が、SRS後性指向が男性に変わるなど、「性自認」とか「違和感」というものは、単純でないと思います。ただし、それがとらえようによってはパラフィリアになることもよく理解できます。
私は、移行後の満足感とか幸福感は、違和感の質や強度という要因には依存しないような気がします。現にAGの私が、まだ移行後の期間は短いですが、想像した以上の満足感・幸福感を得ています。
いったい何が移行後の幸不幸を決定するのかについては、もしかしたらazamiさんの紹介してくださった論文や著作に書いているかもしれないので、機会があったら読んでみます。
noraneko7
2007/09/01 09:26
sarabandeさま
いや、ベイリーの主張は、「MtF」には、いわゆる「ニューハーフ」と上川あやさん的なのしか存在しないということで、それとは直感的に違うなどと主張する存在は、ウソツキだということだよ。
これ読んで、スッキリされても困る。
>MTFAG
アン・ローレンスが秦郁彦だったのか(^^)
sarabande
2007/09/01 20:16
noraneko7さま
できればもう少し分かり易くお願い致します
noraneko7
2007/09/02 17:50
>sarabande
ハンバーガー、ベンジャミン、マネーなど→ 性同一性障害はジェンダーアイデンティティの問題で、同性愛とかパラフィリアとは違う。性転換手術は、○性の魂をもつ人間を本来の性に戻すための手術で正当。
ベイリー → 性同一性障害で知られている現象は、実は売春目的の同性愛者とパラフィリアの人間が引き起こしている。マネーなどが主張するジェンダーアイデンティティの問題(○性の魂をもつ人間を本来の性に戻す)は性転換手術を正当化するための虚構のイデオロギーに過ぎず。そういう主張をする当事者はすべてウソつきである。性転換手術は不当な医療である。
アン・ローレンス → 性同一性障害者と診断されている人々の中には同性愛者やパラフィリアと思わせれる傾向をもっている人も少なからず存在する。マネーなどが主張するジェンダーアイデンティティの問題(○性の魂をもつ人間を本来の性に戻す)は、当時、性転換手術を正当化するために必要だった極端なイデオロギーだとも思える。しかし、何が性同一性障害の原因であれ、性転換手術が本人のQRLの向上に寄与している以上、性転換手術は正当な医療である。
本多勝一→日本軍は中国人を差別しており、人種差別的感情と暴力的な欲望から、南京で大虐殺を行ない。20万を越す人たちを虐殺した。
東中野修道→日本軍の意図したのは、便衣兵(ゲリラ兵)の掃討と捕虜の反乱防止であり、結果的に便衣兵と疑われた一般市民や、反乱を起こしそうな捕虜を処刑したこともあったが、これは正当な戦闘行為の延長線上にあることで虐殺ではない。米軍の原爆投下が正当であるのと同じである。本多勝一らの言う、南京での虐殺というのは、中共の反日プロパガンダである。
秦郁彦→日本軍の意図したのは、便衣兵(ゲリラ兵)の掃討と捕虜の反乱防止であったが、結果的に便衣兵と疑われた一般市民を裁判抜きで処刑したり、反乱を起こすかもしれないからという理由で捕虜を処刑したししていたわけだから、これは「虐殺」であると非難されても仕方がない。米軍の原爆投下が不当であるのと同じである。
本多勝一らの主張には、中共の反日プロパガンダによる被害者の水増しや誇張宣伝が行なわれているが、おそらく当時の資料などを検討すると8万人ぐらいの犠牲者があったのではないかと推定される。
sarabande
2007/09/02 18:32
>>noraneko7さま
詳しい解説、有り難うございました。
ジェンダーとセクシュアリティと精神医学みたいな