さよなら原発!:訴え継続、久留米でパレード2 11日、飛び入り参加も歓迎 /福岡
毎日新聞 2012年11月08日 地方版
福島第1原発事故をきっかけに福島県いわき市から久留米市に避難した牧師の金本友孝さんらが呼び掛ける「さよなら原発! くるめパレード2」が11日午後3時、久留米市で開かれる。市民らでつくる同実行委主催。
金本さんは牧師でロックギタリスト。昨年3月末、家族5人で同市に移住した。今は佐賀県鳥栖市で牧師を務める傍ら、当時の体験を語る活動を続けている。
久留米では7月に続く同実行委主催のパレード。11日は、東京の首相官邸前で大規模な抗議行動が予定され、これに呼応しようと、地元の弁護士、馬奈木昭雄さんも広く参加を呼び掛けている。
久留米市役所前の両替町公園を出発し、西鉄久留米駅まで約1時間かけてパレード。プラカード、鳴り物などの飛び入り参加も歓迎。金本さんは「原発事故から1年半あまりがたち、事故の風化を心配する声を聞くようになった。(原発のある)九州でも現在進行形の問題だということを訴えたい」と話している。問い合わせは実行委事務局の田中良之さん090・1928・1785。【土田暁彦】
〔筑後版〕