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日中韓 FTA交渉開始で正式合意へ11月15日 4時40分
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日本と中国それに韓国は、今月20日にカンボジアで閣僚レベルの会合を開き、相互に関税の引き下げなどを進めるFTA=自由貿易協定の締結に向けた具体的な交渉を開始することで正式に合意する見通しとなりました。
日本、中国、韓国は、ことし5月に北京で行われた3か国の首脳会談で、FTAの締結に向けた交渉を年内に開始することで意見が一致し、正式な合意に向けて実務者レベルでの協議が進められてきました。
その結果、今月20日にカンボジアで開かれる東アジアサミットに合わせて閣僚レベルの会合を開き、具体的な交渉を開始することで正式に合意する見通しとなりました。
日中韓のFTA交渉について、日本政府としては東アジアサミットで再び首脳会談を行い、正式な合意を目指していましたが、沖縄県の尖閣諸島を巡る問題で日中関係が悪化したことなどで、政府内には年内に合意できないという見方も出ていました。
しかし、世界的に自由貿易の動きが加速しているなかで、アジア地域での経済的な結び付きを強めることが利益につながるとして、調整の結果、合意の見通しがたったもので、交渉は年明け以降に本格的に始まる見込みです。
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