中国の空母「遼寧」、戦闘機の離着陸を近く実施か

  • RSS
  • 印刷
  • ブックマーク
    • この記事をYahoo! ブックマークに登録する
    • この記事をはてなブックマークに登録する
    • この記事をLivedoorクリップに登録する
    • この記事をdel.cio.usに登録する
2012年11月14日

【中華網】 この2日間、「中国の空母が初の戦闘機離着陸実験を行う」というニュースが海外メディアをにぎわせている。複数のメディアは、中国初の空母「遼寧」が艦載機の初の離着陸に向けた準備を終えたことを中国筋の情報として確認した、と伝えている。環球時報の報道。

香港『南華早報』は8日、中船重工701研究所国家空母プロジェクトの呉暁光副技師長の話として、「『遼寧』は早ければ今月内に戦闘機離着陸実験の準備を終える」と報じた。同報道によれば、『遼寧』は前月、初の艦載機「接触」実験を行った。訓練に参加した戦闘機の型式はまだ確認されていないが、開発中の「殲-15」戦闘機だとの情報がある。

米紙『ハフィントン・ポスト』紙の8日付の報道では、「遼寧」は9月に海軍に引き渡され、10月に海上実験を完了した。ただ、今現在は模擬離着陸実験にとどまり、戦闘機は『遼寧』の甲板に接触するだけで、着陸していないという。

呉暁光副技師長によると、『遼寧』に関しては吉報が多数ある。「遼寧」は始まりに過ぎず、空母数は利益を訴える国の認知度に関わる。中国がどれぐらいの空母を保有すればいいのかは需要次第だ。『朝日新聞』は9日付の論説で、「『遼寧』は中国の空母建造計画の始まりに過ぎない。中国は更に2隻の空母を建設するはずだ。『遼寧』は訓練艦である可能性が高い」と論じている。

中国のインターネットユーザーが撮影した写真では、大連で改造・実験中の『遼寧』の甲板後部に固定翼艦載機と艦載ヘリコプターの模型が確認できた。さまざまな戦闘工兵車も甲板に姿を現した。

(編集翻訳 伊藤亜美)

1 2 3 4 5 6

最新ニュース

最新写真ニュース

注目写真ニュース

記事一覧へ