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NZ 大地震で首都機能まひも11月13日 17時58分
ニュージーランドの首都ウェリントンでマグニチュード7.5の大地震が起きた場合、首都機能がまひし、鉄道や道路の復旧には4か月以上かかるなどとした報告書が発表され、都市部での大地震への備えを改めて促すものとして注目されています。
この報告書は、ニュージーランド政府と、電力やガスなどの公益企業などが作る研究グループがまとめました。
報告書は、ウェリントンでマグニチュード7.5の大地震が起きた場合、甚大な被害が出て首都機能がまひすると指摘し、その後、ガスの供給は3か月近くとまり、電気や水道も復旧まで最も早くて3週間かかるとしています。
また、鉄道や道路も復旧に4か月以上かかり、復旧までの間は船を使った物資の運搬などが必要になると指摘しています。
そのうえで、報告書は大地震に備えてライフラインを強化する必要があり、その費用を電気やガスの料金に上積みするかどうかなどを検討する必要もあるとしています。
ウェリントンには、市の中心部を南北に走るおよそ70キロの活断層があり、大地震への備えが不可欠となっています。
今回の報告書は、都市部での大地震への備えを改めて促すものとして注目されています。
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