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'12/11/14

「横移動工事」で橋架け替え




 福山市は13日、芦田川下流の山手橋架け替え工事で、新設した2本の橋のうち1本を連結場所までスライドさせる「横移動工事」をした。重さ4千トン、延長312メートルに及ぶ鉄とコンクリートの橋が1時間当たり約0・8メートルずつ移動。4時間半をかけて3・7メートル動かした。見学会もあり、市民約1500人が見守った。

 上流側の橋をジャッキで持ち上げ、下流側へ滑らせた。業者によると、コンクリートの路面の下地を造った後の工事は全国初という。

 コンクリートは引っ張る力に弱いため、312メートルの橋を8カ所の支点で同じ長さずつ動かす必要がある。許される誤差は8ミリ。最終的には1ミリに収めた。前日の試験移動の0・8メートルと合わせ、全体の移動距離は4・5メートル。

 現在の山手橋は1961年完成。老朽化に加え、朝夕の通勤時間帯に市北部や西部から車が流れ込み、右折車が滞っている。新設した2本の橋は今後、道幅の広い1本の橋に連結し、右折レーンを上下線に設けて渋滞解消を図る。総事業費は約30億円。歩道拡幅も進め来年3月下旬に開通する。

【写真説明】3・7メートルの隙間が空いていた下流側(左)と上流側の橋

【写真説明】横移動工事で下流側の橋(左)との連結場所までスライドした上流側の橋




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