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ストーカー警告 すでに過去最多11月13日 4時25分
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ことしに入って相談などが寄せられたストーカー被害の加害者に対し全国の警察が行ったストーカー規制法に基づく警告はすでに1500件を超え、年間としても過去最多になったことが分かりました。一方で、神奈川県逗子市の事件ではメールによる嫌がらせに警告が出せなかったという課題も浮かんでおり、警察庁は法改正に向けた具体的な検討を進める方針です。
警察庁によりますと、ことし、全国の警察に寄せられたストーカー被害の相談や届け出は8月までに1万3456件と、去年の同じ時期より3600件余り、率にして38%増えました。
また、警察が加害者に行ったストーカー規制法に基づく警告は1511件と、去年の同じ時期より75%増え、年間としては過去最多だった平成19年をすでに上回ったことが分かりました。
これについて警察庁は去年12月の長崎ストーカー殺人事件をきっかけに、警察が積極的に対応したことが背景にあるとみています。一方、神奈川県逗子市で男が元交際相手の女性を殺害し、自殺したとみられる事件では、男がことし3月以降、嫌がらせのメールを1000通以上送りつけていましたが、メールの連続送信はストーカー規制法に規定がないことから警告が出せなかったという課題も浮かんでいます。
警察庁は法改正に向けた具体的な検討を進める方針です。
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