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修学旅行生約160人乗せた船が座礁
11月14日 18時15分

14日午後、山口県周防大島沖の瀬戸内海で、修学旅行中の神奈川県の高校生などおよそ170人を乗せた旅客船が座礁しました。
事故によるけが人はいないということで、生徒らは、現地で海上保安部の巡視艇などに順次乗り移るなどしてすでに全員が救助されたということです。

広島海上保安部によりますと、14日午後3時すぎ、愛媛県の松山港を出て山口県周防大島町の伊保田港に向けて航行していた広島市のフェリー会社が所有する旅客船「銀河」(602トン)が、瀬戸内海上で浅瀬に乗り上げ座礁しました。
この旅客船には、修学旅行中だった神奈川県立保土ケ谷高校の生徒や乗組員など合わせて171人が乗っていましたが、けが人はいないということです。
旅客船は船底に小さな穴があいたものの浸水などの被害はなく、生徒らは、海上で海上保安部の巡視艇や運航会社の船に順次乗り移るなどして、すでに全員が救助されたということです。
救助された生徒たちは、目的地の伊保田港へ向かっているということです。
座礁した船は、その後、潮が満ちてきたため、すでに浅瀬からは離れていて、今後、自力で航行できるか確認中だということです。
海上保安部によりますと、現場の浅瀬は海図にも記載されている場所だということで、海上保安部が事故の詳しい原因を調べています。
横浜市保土ケ谷区の保土ケ谷高校によりますと、船に乗っていたのは高校2年生の8つあるクラスのうち、4クラスに当たる男女の生徒153人と教師6人です。
学校によりますと、生徒たちは今月12日から16日まで5日間の日程で、修学旅行に出かけ、14日は客船を貸し切り、午後1時ごろ松山港を出て午後4時前に周防大島の伊保田港に到着する予定だったということです。

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