PC遠隔操作:「私の負け」真意つかめぬ捜査幹部
毎日新聞 2012年11月14日 13時03分(最終更新 11月14日 13時17分)
メールに書かれた「ゲームは私の負け」との文句に、警視庁の捜査幹部は「捜査で真犯人を追い詰めるほどの進展はなく、何を意味するのか分からない」と首をかしげる。
「真犯人」を名乗る人物からの今回のメールは、先月9、10の両日に送られた犯行声明メールと発信元のアドレスが同じだった。また、今回のメールには、犯行声明のアドレスをもとに報道機関が送った質問がそのまま転載されていた。こうした状況も、今回のメールが真犯人から送られたものとの見方を補強している。
メールに添付された写真の位置情報から浮上した横浜市保土ケ谷区の団地では、14日朝から捜査員が聞き込みを行った。住人の女性(42)は「遠隔操作事件に関する捜査だと聞いて驚いた」と話した。【黒田阿紗子、宗岡敬介】