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【日本直販】債権者集会 粉飾決算に質問相次ぐ

11/13 18:48

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およそ175億円の負債を抱えて破綻した、テレビ通販「日本直販」を運営する「総通」が債権者説明会を開きました。債権者からは粉飾決算に関する質問が相い次ぎました。

大阪市内で開かれた債権者説明会には、銀行関係者や取引先などが出席。冒頭で社長ら経営陣がお詫びを述べた後、破たんに至った経緯を説明しました。1961年に創業した「総通」はテレビショッピングの「日本直販」を運営。「高枝切りばさみ」などのヒット商品を生み出す一方、ここ数年はネット通販に押され、売上高はピーク時のほぼ半分に落ち込んでいました。今月9日、民事再生法の適用を申請し、負債総額は175億円に上ります。債権者らからは、報道されている粉飾決算についての質問が出ました。債権者によると経営陣は、「一部不適正な会計処理が行われていたのは事実」と粉飾決算を認めましたが、「資金流出はない」と説明したということです。債権者は、「きょうこの段階で特に判断できる説明はなかった。納得は、どなたもしていないのでは」と話しています。「総通」は今後、東証一部上場の「トランスコスモス」をスポンサーとして再生を図る方針です。

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