東京都千代田区紀尾井町のグランドプリンスホテル赤坂の跡地に建てる高さ約180mのオフィス・ホテル棟を、鹿島・鉄建・熊谷組JV(ジョイントベンチャー=共同企業体)が施工することが分かった。現在、旧ホテルの解体工事を手掛けている大成建設は受注を逃した。西武ホールディングス(HD)が2012年11月8日に発表した事業概要で明らかになった。
同ホテルは「赤プリ」の愛称で親しまれてきた。1983年に完成した40階建ての新館は丹下健三・都市・建築設計研究所(当時)が設計し、鹿島が施工した。
西武HDは2010年4月、施設の老朽化などでホテルの競争力低下が避けられないなどと考えて、建て替えを決断。大成建設・西武建設JVが新館などの解体工事を受注していた。
ホテルは2011年3月に営業を終了。2012年6月に始まった解体工事では、アスベストなどを取り除いた後、大成建設が開発した解体工法「テコレップシステム」を使って壊す。
現在は、建物の頂部を養生フレームで囲った状態となっている。屋上の屋根と養生フレームで覆った中で、騒音や粉じんを抑えながら最上階から順に解体していく計画だ。
建て替えのプロジェクトでは通常、解体工事に携わった建設会社が後に続く新築工事を有利に受注できる場合が多い。基礎杭や地下の躯体(くたい)を再利用するなど、解体した会社でなければ分からないことも少なくないからだ。
この点、当初に施工した鹿島は解体工事の受注こそ逃したものの、跡地の新築工事で不利になることはなかったとみられる。
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